第2話 スキル&真実

よし、決まった。スキルは多すぎたし、決めるのに時間がかかったな。ま、こんな感じでいいだろ。

【刀術Ⅰ】『刀の扱いが上手くなる。』

【身体強化Ⅰ】『身体能力が上昇する。』

【雷魔法Ⅰ】『雷魔法が使えるようになる』

【指揮Ⅰ 】『味方のステータスに微補正』

刀術は小さい頃から使い方に覚えがあるからで、身体強化は鬼人の優位なところを伸ばすためで、雷魔法は使ってみたいってだけだけど、指揮は、俺だけが強くてもあれだから、味方にモンスターのバフのためだな。うん、いい感じ…って、ちょっと待て!!??なんで俺はこんなに戦うこと前提なんだ!?いや、モンスターがいるような世界だからそれはまだいいが、俺は人と戦うことを、いや、殺すことを前提に考えている。神様は何をしてもいいって言っていたのにだぞ!?日本人が急にそんな思考になるわけなくないか?もしかして、いや、確実に思考が操られている!?

「正解正解大正解!!よくわかったね、スイ君!あ、ちなみにこれは気づいた人にしか聞こえてないからね」

!!じゃあ、やっぱり。

「そう!みんながなるのは魔王!人類の敵なんだから、そういう思考に誘導させていたんだよ!何をしてもいいって言っていたのは、人類と仲良くするなんて、不可能だからだよ!もし、君のように思考誘導に気づいて、人類に仲良くしようと言っても、君たちは魔王。人類が信じるはずないよね!」

なるほどな。確かに、人類に敵が仲良くしようって言ったところで、罠にしか見えないな。

「その通り!」

んで、俺たちは死んだっていてたが、それも正確にはあんたが俺たちで遊ぶために殺した、の間違いだろ。そんな真っ当な神様がするとは思えないことをしてるあんたは、差し詰め、、、邪神様ってところか?

「またまた正解だよ!すごいね君!そこまでバレたのは、君が初めてだよ!まあ、この設定は、人を一人殺した時点で気づくようにしてるけどね!自分のしたことに気づいた後の絶望に歪んだ顔は、いつ見ても笑えるよね!ハハッ!」

さすがは邪神様って感じだな。

 「まあね〜さてさて、真実に気づいた君には悪いけど、魔王として人類とはしっかり争ってもらうよ!」

まあ、仕方がないか。禁忌感は幸い無くなってるし、生きるためには殺さないとって思うところまでがあんたの思い通りなのがムカつくけどな。

「ハハッ!まあそゆことだよ。あ、ちなみに、君にはちゃんとご褒美はあるからね!何がいいかな〜〜ん〜決めた!一つは【邪神の加護】『自らの手で直接命を奪った時、得られる経験値微上昇。時々邪神から通信があるかも?』あとは、ん〜君は鬼人だけど、魔力を人間と同じにしてあげる!」

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