邪神によるクラス全員ダンジョン魔王に転生!?〜武と戦の才で生き残る〜

月ネコ

第1話 始まり

 「やあ!僕は神様!みんなには異世界でダンジョンの魔王になってもらいまーす!」


ーーは?


 その時の俺たちの心の声はこれしかないだろう。

 そもそも、俺たちは教室にいたはずで、眩い白い光に包まれたと思ったら、真っ白い空間にいて、目の前にはこの空間には合わない真っ黒な何かが陽気に話しかけている。

 「あれ?反応が薄いな〜どうしたの?ここは盛り上がるところだよ?まあ、勝手に話すけどさ!簡単に状況説明すると、1、みんなは死にました。2、異世界でダンジョンの魔王に転生してもらいます。以上!わかりやすくていいでしょ!」

いや、死んだって言われても、信じられるわけ…って、声が出ない!?

 「はいはい〜みんなうるさいから声は奪っといたよ!ま、考えてることは僕に通じてるから、意思疎通は大丈夫だね!そろそろ本題だけど、転生先はステータスがあって、レベルがあがったりするゲームみたいな世界です! やったねっ!それで、みんなにはそれぞれがダンジョンの主、つまり魔王になってもらうよ!僕から何かして欲しいってことはないから、その世界では何をしてもいいよ!あ、でも、時々僕からクエストをあげるから、クリアすると、ご褒美をあげるよ!それじゃあ、それぞれのステータスをいじっていこうか!」

 神様がそういうと、目の前に何かウィンドウのようなものが表示された。

 SP(スキルポイント)と書いてあり、その下に種族とスキル、職業が並んでいる。

 「とりあえず、今から30分でステータスを決めてもらうよ!質問とかリクエストは僕の気分によって答えるよ〜じゃ、開始〜」

 


           ◇    ◇    ◇


さて、どうしようか。とりあえず、種族は、人間、エルフ、ドワーフ、ヴァンパイア、鬼人、魔族、、、って、多いな。それぞれ、人間はいうことはないけど、エルフは美形で魔法が得意、ドワーフは低身長で鍛冶が得意、ヴァンパイアは全体的に強いが、デメリットがやばいな、鬼人は身体能力が高い、魔族はヴァンパイアより全体のステータスが低いけど、デメリットがない、か。ん〜鬼人か魔族で迷うな。ん〜〜〜よし、鬼人にしよう!魔法は使ってみたいが、全く使えないわけじゃないだろうしな。って、急に光が!?ん、ん?あ〜なるほど、種族に沿って体が変化するのか。変わったのは、角が生えたのと、体が少し筋肉質になったくらいか?まあ、時間も限られてるし、次はスキルか。

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