第6話 四天王その一 再び

前回で四天王のフォウズに敗れ

遂に大敗を喫してしまった主人公。

敗けてしまった原因を探るべく、

さっきの試合を思い出しながら

あーでもない、こーでもない。

反省会を始めて約1時間が経過。

すると1つの妙案が浮かびました。

よし、試してみようと、クルっと

回ってコロシアムへの入口へと

進んで行く主人公。


辿り着くとフォウズが暇そうに

待っていました。

フォウズ「また来ると思って待っておったぞ、若き者!」

主人公「…帰って来ました。1つ質問があります、フォウズさん」

フォウズ「…何かね?」

主人公「フォウズさんも予知系統の持ち主ですか?」

フォウズ「ホッホッホ〜ゥ!見事、正にその通りであ〜る!よくぞ見抜いた!」

主人公「なるほど、それじゃあ手の内は読まれてて当然な訳ですね…それでも。自分には勝って進むという道があります!」

フォウズ「ホッホッホ〜ゥ!良く言うた!若き者!このフォウズ、次も本気で参るぞい!」

主人公「是非!」

グーチョキパーセットから声がする。

「レディースエ〜ンドジェントルメン!

本日2回目のチャレンジ!

四天王 疾風のフォウズVS主人公!

バトルを始めます!キャラとカードをセットして下さい!」

主人公「最初から読まれているのなら…」

フォウズ「行くぞい!」

「ジャンケン・ポン!」

主人公のキャラ✌️、カード✌️

フォウズのキャラ✋、カード✋

「おっと!いきなり主人公のストレートダメージ!フォウズに3ダメージ!主人公の✌️ゲージが2上がる!次のキャラとカードをセットして下さい!」

フォウズ「おりょ?儂とした事が…読めない…じゃと?」

主人公「まずはキヨヒロ作戦成功っと!」

自分はキヨヒロだと思い込む事で、読まれる手の内を、読まれる事を阻止したのである!

(でもずっとキヨヒロ作戦な訳にはいかないから…次はクニヒロ作戦だ!)

フォウズ「おぬし、相当な手練れじゃな?」

主人公「いえいえ、そんな事ないですよ。戦友達のおかげです!」

「ジャンケン・ポン!」

主人公のキャラ✋、カード✋

フォウズのキャラ👊、カード✌️

「主人公またまたストレート!フォウズに2ダメージ!主人公に1ダメージ!主人公の✋ゲージが2上がる!次のキャラとカードをセットして下さい!」

フォウズ「ホッホッホ〜ゥ!いいゾ!若き者!」

主人公「ホッホッホ〜ゥ!(真似)」

(まだクニヒロ作戦で行けるかな?)

「ジャンケン・ポン!」

主人公のキャラ✋、カード✋

フォウズのキャラ✋、カード👊

「フォウズに1ダメージ!主人公の✋ゲージが2上がる!主人公の✋ゲージが最大だ!フォウズの残りライフ4!対して主人公の残りライフ9!主人公が止まらない!次のキャラとカードをセットして下さい!」

フォウズ「ホッホッホ〜ゥ!天晴あっぱれじゃな!」

主人公「これで最後っと!」

「ジャンケン・ポン!」

主人公の✋ゲージMAX技が炸裂する!

✋が全てを丸呑みにする…辺りは廃墟と化した。

「フォウズに4ダメージ!という事は…試合終了!!勝者、主人公!!おめでとう!」

フォウズ「とうとう敗けてしもうたか…じゃが、悔いは無しじゃ!ホッホッホ〜ゥ!」

主人公「ホッホッホ〜ゥ!(歓喜)やったー、勝てたーー!!バトルありがとうございました!!フォウズさん!」

フォウズ「ホッホッホ〜ゥ!若き者!これから先、また強い者に立ち向かう事になるじゃろう…頑張って勝ち抜くんじゃぞい!!」

主人公「はい!これからも仲間達と共に戦って行きます!!」

見事疾風のフォウズを退しりぞけ次の

四天王の所へと階段を昇って行く主人公。

その後ろ姿はどこか誇らしげに見えた。


次回 四天王その二

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グーチョキパー・クロニクル ねことかえる @catfrog

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