第5話 ご学友と護衛について

私の護衛は4人

 エドガー・アラン・マッタ―・カモン

  アランとカモンは武闘派 

  エドガーとマッタ―は隠密系らしい


 今朝がた 私の部屋に来たのエドガーだった。


この4人は、交代で私の外出に付き添い 寮の中では私の部屋に付属の控室で寝泊まりしながら交代で歩哨を務めるらしい。

 寝室は別として男5人の共同生活か。


 トイレなども5人で部屋に付属のモノを使うらしいから、争奪戦が起きないかな?

なんて考えたら、「もちろん 使用権は王子優先ですが、軍務についた時のことを考えてサッサと済ませてくださいね。我々もそのつもりでせかしますから」とエドガーに言われた。やれやれ 


 制服と小物類の洗濯は自分でやるんだと

 これも 王族が軍務についた時に 無能っぷりをさらして恥をかかないための練習なんだそうだ。

 そのために 予備校の男子制服は 軍装仕様なんだそうだ。

  ただし 武器の携帯はなしだって。


  やれやれ ため息しか出てこない


  せっかく王子様に転生?したのに、身の回りのことは自分でやれって。

   あーめんどくさい

   どうせ 洗濯機はないんだろうに。


護衛の一人が「ご学友」についても説明してくれた。

 むさし:武勇自慢

 きさらぎ:魔法自慢

 たっせー:まじめ

の3人が 私の「ご学友」になるらしい。


いわゆる騎士団長の息子(すでにおっさん)、大魔術師の息子(跡継ぎは女ばかり)宰相(独身でまだこどもはいない)といったお定まりのメンツには 入学該当者がいなかったので、今年の入学予定者の中から それぞれ実力と性格を見込んで選ばれたらしい。

 この性格の中には ハニトラにかかりにくそうな実直もしくは女慣れしていることも含まれているらしい。


誰が実直で 誰が女慣れしているのかは 教えてもらえなかった。(笑)


ご学友たちにも 一応護衛または教育係が一人ついている。

 たっせーには 中年の護衛

 きさらぎには 護衛兼教育係の若者

 むさしには  中年の教育係(もちろん腕は立つ 剣術の師匠も兼ねているらしい)


それでは 私の剣術指南はだれなんだ?

 それは 学園の教師に頼めといわれてしまったぜい。

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