第47話 親ガチャ
一臣は階段を駆け上り、屋上の扉を手を掛け勢いよく開け、懐中電灯を出してその場を照らした。すると横の壁に沿って体をくの字に曲げて横たわっている安原を見つけ、その下にある血溜まりを見た一臣は背筋に寒気が走った。近寄り安原の体にそっと触れた。
「……ゔ」
触れられた安原が呻き声を出した。
「おい! 大丈夫か⁈」
意識があると分かった一臣は安原に声をかけ、覗き込んで顔を見た。
「……なんで、おまえが……」
安原は一臣が、自分を心配そうに覗き込んでいることに驚いた。
「どこを刺された!」
自分を判別できる意識があると、判断した一臣は止血の為に傷口を探し、安原が必死になって抑えている左脇腹を見て、血だらけの安原の手をそっと避けて、傷口を灯りで照らした。5センチ程の傷口からまだ血が滲み出ていた。傷口を閉じるように抑え安原自身のシャツで覆い、圧迫止血する為に両手で傷口を抑えると、全力を入れたわけでもないのに、一臣の右肘に突き抜ける痛みを感じた、けれど一臣はそれは構わずに傷口を抑えた。
——どのくらい経った⁈
5分? 10分?
それでこの出血量なら動脈じゃない、助かる!
このまま血が止まれば死ぬことは無いと思うものの、抑えた手の中の傷からまだ血が流れてくるのは、厚みのあるナイフでの切り口のせいで、傷口が再生しずらいのだと一臣は思った。
「オレ……死ぬのかな……」
痛みと出血の恐怖と闘いながら安原がボソリといった。
「馬鹿言うな」
「……血が、こんなに……」
「出血性ショックを伴う大量出血なら、1分で意識がなくなる。この出血量なら、内臓を傷付けてないから大丈夫だ」
血を見て弱気になってる安原に、一臣が手短に説明すると安原の口元が引き攣った。
「はは……やっぱ優等生な……」
「出血さえ止まれば……」
傷口を抑えて呟く一臣は、安原の顔色が曇るのを見て、後ろに人の気配を感じとった。
「なっ、なんだよこれ……!」
入り口に立ったマサが、惨状を見るや否や震える声で言った。
「へッヘー、だ〜いラッキー! 生きてんな!」
生きてる安原を見て笑う梶が、マサの背後からゆっくり現れて、一臣に向かって足を上げた。
「手伝ってやる、よっ!」
梶は一臣の背中を押すように蹴った。けど一臣は手を動かさない。
「へいっ、へいっ、へーい!」
声を出す毎に蹴りを入れ続ける梶、それでも一臣は手を離さず、止血をし続けた。
「…‥離せよ」
たまりかねた安原が、一臣に止血をやめさせようと体を起こそうとした。
「まただ、未だ動くな」
一臣は安原を制止した。
「大変だなぁおい、お人好しってやつはよ。へへっ、ギャハハ!」
一臣が動かないと分かると、梶は面白そうに色々な角度で蹴り続けた。
「もういいって……。 オレは、もう……いいんだ……」
その目に涙が滲み、安原は気を失った。
「おい、しっかりしろ!」
出血が止まりつつあるのに、気を失った安原に声を掛けるが、反応が無い。
「救急車を!」
事態は急を要すると思った一臣が、マサに叫んだ。
「え、いや……持ってねえ……」
マサは梶の顔色を伺い、ポケットを探るフリをして、携帯はないと言った。梶はその様子を見て、足が止まるほどゲラゲラと笑いだした。
「……代われ!」
一臣は声を荒げた。
「おい! それなら止血を代われ!」
一臣はマサに向かってもう一度叫んだ。
「いや無理、んな事出来ねえよ」
マサは怖気付いた。
「犯人はおまえだそ」
一臣はマサに向かって言った。
「は? なんでだよ、オレは何もしてねえよ!」
「ナイフにはおまえの指紋しか付いてない、安原が死んだら殺人犯にされるぞ!」
「ウソだ! そんなバカな事……!」
「へへっ何つーんだこれ〈釈迦の耳に念仏〉? 〈馬に説法〉つーのか? そーれっ!」
コイツには理解できねえと梶は笑いながら、一臣の顎を蹴ろうと脚を繰り出し、一臣は顔を剃ってそれを避けた。一臣に避けられて空を切った梶の足は、円を描いて一周し、もう一度一臣に振り下ろされた。
「くっ!」
肩甲骨に落ちた梶の足は、足を置いたまま力を入れて、一臣の身体で安原に圧を加えて傷口を広げようと目論んだが、一臣はそれに堪えて傷口を死守した。
「チッ、頑丈な奴」
梶は悔しそうに吐き捨てた。
「オレじゃねえ、オレじゃねえ」
マサは扉にすがる様に掴まり、震えながら念じるようにブツブツと呟いていた。
一臣の手の感触が変わり、明らかに出血が止まり、傷口が塞がり始めたのが分かった。
「そろそろ引導渡してやらあ」
梶は上着のポケットからサバイバルナイフを取り出し、安原に向かって振り下ろした。
一臣はナイフを掴んだ梶の手を、安原に届く前に右の拳で殴りつけた。
カランッと音がして、ナイフは数メートル飛ばされた。
「チッ!」
梶が足を振り上げ、膝をついた状態の低い位置の一臣の顔面を靴底で蹴り入れようとしたが、一臣はその足を掴んで、梶の動きを止めた。
「お⁈」
「安原を、下にいる仲間の所まで運んで、救急車を呼べ!」
一臣は梶の脚を掴んだままマサに話しかけた。
「誰に命令してんだ? あーん⁈」
梶は掴まれた足を動かしたが、一臣が離さないとみるや、体を倒して手を地面に付け、反動を付けた反対側の足で一臣の横っ腹を蹴った。
意表をつかれた一臣は屋上の入口と5メートルは離れた貯水タンクまで飛ばされた。一臣は倒れる前にブレーキをかけるように足で踏ん張り、その足で取って返し一散に梶の元に戻り胸ぐらを掴んで、貯水タンクに向かって梶を投げた。
ガンっ!
受け身をとり、グルンと転がって、貯水タンクに靴をぶつけて止まった梶は、体を立て直してニヤリと笑った。
「パクられた」
タンクに当たった音で、梶が革靴では無く安全靴を履いてると分かった一臣は、歩きながらそれとなく嫌味を言った。
「おめえの発明かよ」
梶がイラついて嫌味を嫌味で返した。
「発想の問題」
「死ねや」
バカにされた梶は鬼の形相になり、迎えに行った一臣に殴りかかってきた。一発目は避け、二発目は喰らい、三発目を掴み、自分の体に巻き込み腕を捻じ上げた。
「グアッ!」
梶が捻じられた腕に悲鳴をあげた。
「何してる! 早く行け!」
「え? あ……」
一臣は安原を逃す時間を稼ぐ為に、わざと怒らせて自分に注意を向けさせたのに、肝心のマサには伝わらず、ようやく恐る恐る安原に近づく。
「おいマサ、そいつ助けたらどうなるか分かってんだろうなぁ!」
安原に近付いたマサに梶が怒鳴った。
「!」
マサは以前蹴り続けられた事を思い出してギョッとした。
「ガアァ!」
一臣が腕を更に巻き上げ、梶の悲鳴が響いた。
「いい加減にしろ、マサ! 人の背中に乗ってばかりいないで自分で動け!」
切羽詰まった状態の中、一臣の怒りの発言はマサに重くのし掛かる。
生唾をゴクンと飲んだ後、マサはゆっくりと安原を担いだ。
「うおお!」
梶が捻じられた腕の痛みに耐え、反対の腕で一臣の背中をガムシャラに叩いた。
偶然とはいえ、背中の急所の腎臓の位置を叩かれた一臣は、体から力が抜け梶の腕を離してしまった。
一臣が手を付き堪えていると、梶は飛ばされたナイフの元に走り、サバイバルナイフを拾い上げると、安原を担いだマサに向かって走り出した。
——しまった!
この距離なら一歩の出遅れは致命傷になる。
一臣は梶を止める為、急いで体勢を立て直した時。
ドン!
驚く事に、梶が勢いよく転んだ。
「うおッ⁈」
梶が驚いた声を上げ、手から離れたナイフが、屋上に張り巡らされたフェンスの隙間から、落ちて行くのが見えた。。一臣はその隙に入口に向かって走り、安原とマサを押し出し扉を閉めて、自分の身体で扉の前を塞いだ。するとその目の端に、転がって行くゴルフボールが見えた。梶はそのゴルフボールを踏んで転んだのだ。転がって行くボールを見て、一臣は何故か、無機質な筈のバイクが感情が芽生えたように、滑らかに走り出した瞬間を思い出した。
「どこのクソジジイが、ゴルフなんぞで遊びやがった」
梶は転がるゴルフボールをジロリと睨み、その後に一臣を見てからゆっくりと座り直した。
「へっ。んなムキになって入口を塞がなくても、追わねーよ、めんどくせぇ」
欠伸をしそうな勢いの梶の言動に、嘘ではないと思った一臣は、一時訪れた静寂に、扉を壊す為に使った右肘がジリジリと痛み出した。
「何故だ?」
「ああ?」
「何故安原を刺した? 仲間じゃ無いのか」
「仲間……くっだらね。ちょっと身代わりになってやったら、奴が勝手にくっ付いてきやがんだよ」
「勝手に……」
「いつバラされるかわかんねえからな、くくくっ」
答えになってない、と一臣は思った。
——それが
しかも致命傷にならない程度の傷を……それならば。
「あんたにとって、人は皆おもちゃなのか……」
「ふん? あったり前じゃねーか、あんな奴らどうでもいい。人の顔色を伺ってヘラヘラしやがって、クソだ」
「そうさせてるのはあんたじゃ無くて、背後にいる権力じゃ無いか」
一臣は本質をついた。
「ンプっ! ひゃっははは! そうだ、それの何が悪い! 使えるもんは使うんだよ!」
「分かってやってるのか、だとしたらタチが悪い」
「……タチが悪い。褒め言葉だな、あの女のな」
「あの女?」
一臣は〈あの女〉が流衣のことを指しているのかと思い梶を睨んだ。
「オレを産んだ女はな、金が欲しくて俺を産んだんだ、オレがタチが悪いってんなら遺伝だな、しょうがねえだろ?」
梶が言ってるのは流衣のことでは無く、自分の母親の事だった。そしてそれは梶が思う全ての女性に対する評価だった。
「金の為におっさんと寝て、金を貰った挙句に若い男と逃げやがった。残された子供は半年ひとりで暮らした、夏休みに餓死寸前で発見されるまでな」
「餓死……」
一臣は聞きなれない言葉に反応した。
呆気に取られた一臣が面白かったのか、梶は話を続けた。
「いい加減な女でな、毎日朝から酒を呑んでた、だからコロコロ機嫌が変わる。笑ってたかと思うと、急に怒り出したり泣き出したり、絡まれるのが嫌でオレは部屋の片隅に避難して息を潜めてた。養育費が振り込まれると、大量のパンとおにぎりを買ってきて、一ヶ月分の食料だから考えて食えってオレに言って、半分は冷凍庫に入れるんだ。気が付いたらそんな生活だったから他は知らねえ。よく変わる彼氏の中には〈しつけ〉と称して殴って来るのがいてな、
けどそれも彼氏の機嫌で取り上げられる時もあった。食べ方が汚いと言って殴り、自分達が散らかした部屋を3歳の子供に片付けさせて、それに文句をつけて怒鳴るのは日常茶飯事だった。
「ある日、学校から帰るとあの女は居なかった」
母親は何日待っても帰って来なかった。
まだ桜が散りきってない、枝に残った桜の花をぼんやりと見ながら、“捨てられたんだ” と梶は思った。
家中を探してかき集めた金は、三千円に満たなくて生活できる金額とは程遠く、3年生だった梶は
学校に行けば給食で何とかなると思った。それから学校に通うために、親がいないのを誤魔化す生活を始めた、それは意外と上手くいった。
腕の刺青を隠そうともしない、金髪の厚底ピンヒールブーツで入学式に現れた母親は、好奇の目に晒され、周りから敬遠されていた。学校行事に参加しないのは当たり前だと烙印を押され、先生は当たり障りなく接することに終始し、それは学年が進んでも変わらず、無関心の学校は梶には好都合だった。同じ服を着続けて、クラスの子達に臭いと言われて、洗濯をする機転はあった梶だが、電気とガスが止まると、それすら出来なくなり、水道が止まって生活が一転した。
「学校つーのは、飯食わせてくれる便利なとこだ、余ったモンを持って帰ろうとすると、ガタガタ抜かす女子がいたが、構わずに持って帰って土日に食った。けどよ、夏休みになったらあっという間に地獄よ、拾ったペットボトルに公園から水汲んできて、それを飲んでも凌げるもんじゃねえ、腹が減って夜中に徘徊してたら、コンビニの裏のゴミ箱に廃棄処分で捨ててあった弁当を見つけて、持って帰って急いで食った。暫くして気持ち悪くなって……気が付いたら病院のベットの上だった、へへっ、せっかく死ぬとこが、助かっちまった」
部屋の中をのたうち回った梶は、食中毒とそれまでの栄養失調で気を失った。アパートの隣の住人が、部屋の様子がおかしいと、警察に通報して発見され、病院で数日過ごした後父親の所に引き取られた。
部屋をひとつあてがわれて、家族という名の他人とは接触がなく、ひとりで暮らしているのと変わらない生活だった。そこで過ごしているうちに、余計な事が聞こえてきた。
“養育費をまとめて払ったせいで、振り込んだ大金を持って男と逃げた”
それが母親のしでかした事だと。
どうでも良かった。
聞いても何も感じない。
それよりも、食うに困らない事を続けていく方が子供ながら大事だと思い、母親のことは考えないようにすると心に決めた。そうして生活する内に、過去の事はしだいに薄れていった。
「中学でな、強制的に行かされた修学旅行で〈夢の国〉なんざ興味ねえ、似たような思惑の奴らと一緒に、こっそり風俗に行った。知ってっか? 東京の風俗には3千円で行けるとこがあんだぞ?
『小遣いで行けんのやべぇっ』て、バカ騒ぎしてな、……そこであの女に会わなけりゃ 天国だったのによ」
東京の風俗で働いてるのを見て、梶は心にあの夏の日の出来事が湧き上がってきた。
梶はその日ホテルに帰った後、夜中に密かに抜け出して、ドラマの刑事のように店を張った。
明け方その女が出てくると、近くのホストクラブから出てきた見知らぬ若い男に抱きついて、仲睦まじく歩いて行った。よく見ようと身を乗り出した時、横にあったゴミ箱代わりのダンボールを蹴飛ばし派手に散らかした、その音で二人は振り向いた。
梶を見た瞬間、その女は凍り付いた。
そしてすぐさま顔を隠すように男にしがみ付き、
ふたりで消えて行った。
——なんだそりゃ?
おい、なんだその顔は?
驚いた顔してんじゃねえよ!
オレだって気づいたんなら、嫌な顔して唾でも吐いたらどうなんだよ!
罪悪感があるみてえに、逃げんじゃねえ!
もうババアじゃねえか、んな歳で体で稼いだ金を貢いでまで、安っぽい若い男が良いのか、バカか死んじまえクソババア!
くそっ食らえだ!
くだらねえ!
くだらねえっ!
くっっだらねえー‼︎
その日の夜に抜け出した事が学校側にバレた。『買い物』の言い訳が通じて、お説教を喰らう羽目になったが、黙って聞いた。
その事がバカ騒ぎした連中にばれて、なんとなく理由に気が付いたそいつらは、母親の事をネタに密かに梶を揶揄い出した。
梶は地元に帰ってから、野球部のバットを持ち出してそいつらを叩きのめした、しかし誰も犯人の名前も理由も言わなかった、皆んな口を閉ざしたのは、やましい事を隠す為。
勿論、梶はそれを承知の上。
それが〈八軒の梶〉の初まりだった。
「好きだのなんだのって大義名分なんてぶら下げて、結局は男と
吐き捨てるように梶が言った。
「気の毒に……」
一臣が低い声で囁くと梶はせせら笑った。
「へっ、お前も良い人ぶる
「いや、あんたの母親がだよ」
「なにぃ?」
一臣が同情したのは自分にでは無く、母親の方だったことに梶は驚いた。
「大切にされたことが無いから、体の暖かさをそれと勘違いしている、気の毒じゃないか」
「それのどこが気の毒だ? ああ?」
一臣が言う “それ” の意味が分からない梶が睨んだ。
「甘えかたを知らないから、愛情をどう表現して良いか分からない、だから相手を間違えてる」
その母親の境遇は計り知れないけれど、“愛情を注いでも返らない他人では無く、血を分けた我が子に注ぐ事ができれば、時間が解決できることがある” と、一臣は諭しているのだが、〈愛情〉〈大切〉〈甘える〉それらの言葉を真顔で言う事自体が、裕福な家庭で育った人間の証で、それらとは相反する梶に、目の仇として憎しみを抱くのに十分だった。
「愛だぁ? お前の頭はお花畑か⁈ 」
「あんただって、愛情掛けられてるじゃないか、気付いて無いけど」
「はあ? 子供を捨てる女の、どこにんなもんあるんだよ!」
「愛情が無いなら、食事はさせないし、分別がつく前に捨てる」
「なにを……」
一臣がなにを言い出したのかと、口を挟もうとした梶が言葉に詰まった。
「金が入ると一番先にあんたの食料を買い込んで、自分で考えて行動出来る年齢になるまで出ていかなかったのは、多少なりとも“情” があったからじゃないの?」
「……くっだらねえ!」
梶は吐き捨てる言葉で誤魔化した。
「愛情不足の欲求不満を怒りに代えて、他人にぶつけてるのは正気?」
梶の壮絶な過去を聞いても、一切同情しない一臣。それどころか、真実を突きつけて返す言葉で梶の怒りを沸かせる。梶の目に一瞬光が走った様に顔付きが変わった。
「いろんな奴を叩きのめしたが……本気でぶっ潰してやりてえと思ったのはオマエだけだ。泣き黒子」
「それが一番くだらない」
「くだらねえかどうか、やってみねえとわかんねえよなぁ?」
「これで 一対一」
一臣のはいた言葉に反応する事なく、梶は目の前の敵にかかって行った。
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