第7話 この世界の風景


「ふう………大丈夫か?」


襲われていた少女たちに声をかける、すると

赤髪の少女がダガーナイフのようなものを向ける


「あなた…何者よ!襲うなら容赦しないわよ!」


と、俺に向けて怒声を上げるが、ナイフを握る手は明らかに震えている。

俺はルガーとGRADを腰に下げ、両手を上げる


「おいおい…君たちに何かをしようとは思ってないぞ」


そう言うと、赤髪の少女は少し安心したような雰囲気を見せるが、すぐにまた殺気を向ける。

しかし、隣にいた茶髪の少女が赤髪の少女の手を止める


「止めてよエマ!この人は私達を助けてくたじゃん!なんでナイフを向けるのよ!」


「で……でも……」


それを見て俺は


「さっきも言ったが、俺は君達になにかしようとは思っていない。君達が襲われていたから助けただけだ。」


「そ、そうだよエマ!この人は私達を助けてくれたでしょう!」


そう言うと、ナイフを下ろし


「ごめんなさい…私も気が動転していたわ……

助けてくれてありがとう」


「私も、ありがとう!」


「ああ、別に気にしてない。君たちは何故ここに?」


「あ、そういえば名前がまだだったわね。私は

エマ、こっちはフィスよ」


「フィスだよ、よろしく!」


フィスはこちらに向かって握手をしてくる。

……ぜんぜん警戒心がないな……

戦場に身を置いていた陽介にとってはなかなか

見ないタイプなので少し動揺しながら握手をする。


「お、俺は篠崎陽介………一応旅人だ、この森に入ったら迷ってしまってな、そこで君たちを見かけたんだ」


自分が異世界から転生したといっても到底信じられないだろう、とっさに旅人というものをでっち上げた。


話を聞くと、エマは商人の一人娘で、父が病気を患い寝込んでしまったため、代理として商品を街に届けに行く道中だったそうだ。

一方、フィスはエマのいわゆる幼馴染のようで

エマの父に頼まれ、付き添いとして行動していたようである。


「まさか、こんな所で盗賊に襲われるとはね……

本当にありがとう。何かお礼がしたいのだけれど……」


「それなら俺も街に連れて行ってくれないか?

街にまだ行ってないからな」


「?あなた街に行ったことがないの?」


あっ………思わないところで失言をしてしまった


「か……家族が田舎暮らしで…あ、あまり街に行った覚えがないんだ…」


(いや……キツすぎるだろ、この言い訳は…)


「変な人!じゃあ連れて行こーよー!」

「えっ」(信じた!?)


「そ、そうなのね…ならこの馬車に乗って行きなさい。」


馬車?ああ、これか……って






「馬は?」





「あっ」「はっ」















よし…押していくか………





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


やっとテスト終わった………


とりあえず更新は毎日を目標にしていますが、勉強の具合によって投稿できない可能性があるんで

不定期になる場合があります

今週の日曜日に3話投稿しますので、それで許していただけたら……タノミマスッッ!


気にいっていただけたら☆、コメント、応援、

よろしくおねがいします。では!


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