「おぎゃあ！おぎゃあ！」

ここはどこだ？

俺は気が付くと知らない人に抱き抱えられていた。

(てかこれ赤ちゃんじゃねぇかよ！！)

(どういうことだ？もしかして、転生でもしたのか？)

(だとしたら最悪だ。俺は早くセルディアに会いたいのに………)

それから俺には氷室海斗という名前がつけられた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺がこの地球に転生してから15年が経ち、今日が高校の入学式となった。

ちなみに前世のような魔力で肉体を強化して戦う方法は出来なくなったが、元々の運動神経が異常だったので運動に関しては誰にも負けることがないと自負している。

俺が今日から通うことになるのは県内でも有数の進学校であり、なかなかのハイスペックな男女達が集まる高校である。

「本校では生徒の自主性を大切にし、子供たちが安心して学べるようーーーー」

本来ならただただ眠いだけの校長先生の話なのだが、入学式の校長先生の話は比較的聞いてる人が多いようだ。

そしてクラスが発表される

俺のクラスは３組で全10クラスある

俺が教室に入るともうほとんどの人が着席していたので注目を浴びることになった。

と、その時

「え？アレク……？」

と声を大きくして聞いてきたセルディアと全く同じ容姿のした女の子が驚いたように聞いてきた。

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