別れ

俺ことアレクと妻のセルディアが魔王を討ってからどれくらいたっただろうか?


あれから俺たちは、無事に結婚式も挙げられたし子供も授かることができた。


しかしいくら強くたって寿命はあるものだからいつかは死ぬ。


俺の場合それが今日だろうということはわかる。

セルディアは去年息を引きとり、俺は自殺したくなるほど辛かったが、娘が成人になるまではと頑張っていたのだが…


娘が成人になった途端糸が切れたかのように緊張が熔けいきなり睡魔が襲ってきた。

俺にはこのまま寝ればセルディアの所へと行ける確信があった。


俺の傍で涙を堪えている娘の頭を撫でながら

「じゃあ父さんは愛する人の所へ行ってくるな」

「…うん」

「これから辛いことも沢山あると思うが絶対に諦めるなよ」

「…うん」

「…最後くらい笑って欲しいな」

「…うん」

「じゃあいってきます」

「い、いっでらっじゃい」

最後に俺が見たのはとてつもなく不器用でそれでいて天使のように可愛い笑顔だった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やぁ俺だ、作者だ

どうもみてくださりありがとうございます

異世界編終わりです!

次回からは現代編となります!

それではまた次回お会いしましょう

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