第28話 話し合い

 私たちは早速橘家の倉庫を使うことにした。

「で、今日から使うんだけど,,,,,」

鈴が扉の方を見る。

「なんで橘姉妹がいるの?」

「あっ、バレてた?いやぁ、ちょっと気になっちゃって,,,,,」

明莉が扉からヒョコっと出てきて、阿嘉願がそれに続く

「家主だからさ、一様。見る権利はあるんじゃないかなって、思って」

「それ、言い訳じゃない?他に理由があるんじゃないの?」

鈴が明莉ではなく、阿嘉願に問うように聴く。阿嘉願が何か言おうとしていたが、口をつまんだ。

「まぁ、いいじゃん。気になっちゃうのは分かるし、内容を詳しく言えてない私たちも悪いから。」

心夏が全体をまとめ、発した。

橘姉妹もそれを了承したようで、戻っていった。


「さてと、始めますかぁ」

慶一がゆっくりと腰をあげ、立ち上がった。

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わたしの正体を知っているのは彼らだけ 櫻井 志 @gomaazarasi

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