第7話 世界が壊れる?

 私のこの姿の前の記憶を取り戻さないと、この世界は壊れる?

どうゆうこと?

 閻魔大王様は、私の前世に、そんな重要な記憶を持たせたの!?

記憶なんて、時代が変わるにつれ、消えていくのに、どうして,,,,,

まさか、私の前世も、今の私と同じ、実体を持たない者だったの?

 頭の中が、絡まる。

いつもの自分の冷静さも忘れて。

その日は、もう、家に帰ることにした。

風呂に入るときも、夕飯を食べるときも、寝るときでさえも、あの時の謎がわからなくて、何も出来なかった。


~次の日~

 慶一と鈴はいつものどうり、昨日の話は、無かったかのように、クラスメイトと話していた。

性格や話し方も、いつものに戻っていた。

 でも、怖かった。

昨日の事が本当に無かったように思えて、あの場にいたのは、私だけで、一人で、変なことをしていたのではないかと思った。


~次の日~

 今日は、休日だ。

私は、母(仮)に、図書館に行って、勉強してくる。と伝え、幽霊歴史図書館に向かった。

 幽霊歴史図書館への用件は、一つだけ、私の過去の事を、調べに来たのだ。

「おじさん、私の本って、どこにある?」

「おまえさんは、実体を持っていないから、倉庫にあると思うよ。」

 私は、おじさんに倉庫の鍵と、懐中電灯を借りて、倉庫に向かった。


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