第8話 零夏の記録

 「ふう、ここら辺にあるって言ってたよな。」

1冊ずつ、名前を確認しながら、本を探した。

だが、私の本は、見つからなかった。

「見つかったかい?」

おじさんが、倉庫に入ってきた。

「それが,,,,,」

「やはり無かったか。」

おじさんは、顔をしかめた。

「どうゆうことですか?

 まさか,,,,,」

「そのまさかじゃ、誰かがお前の本を借りていったまま、返してこないんだ。」

 嘘、でしょ,,,,,

「おじさん、ありがとう。

 誰かってことは、誰が持っていったかわからないってことだよね。」

おじさんは首を縦にふった。

「そろそろ、返してもらえるように、借りた奴を探してみるよ。」

 おじさんは、その場を去った。

私も本を借りていった人を見つけよう。

鈴と慶一にも、協力してもらうために、報告しとこう。

 

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