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何だ、これは……?
たしかに、「
それどころか……単なる世界最強クラスを超えた「史上最大クラス」のテロ組織なのも、知識としては知っていた。
「特殊武装法人の連合体と
「特殊武装法人の連合体と
「特殊武装法人の連合体と
追加で請求した「
「正義の味方」と「
それが、「正義の味方」が行なった「
しかも……「正義の味方」は人命を護らねばならないが、「
「正義の味方」側に出来るのは……いずれ確実に来る「
数々の「悪の組織」が手も足も出なかった「正義の味方」にも、とんだ天敵が居た。
しかし、「正義の味方」が滅んだ時、「悪の組織」も支配すべき人間社会を失なう。
「あ……あの……まさか……いわゆる『正義の味方』から『レスキュー隊』が分離したのって、その……『
『それも『レスキュー隊』の設立目的の1つです。社会システムそのものと「特殊武装法人」……いわゆる「正義の味方」が壊滅した場合に備えて、いわゆる「正義の味方」とは独立した人命救助チームが必要になったからです』
「あの……この情報を公表するのは……守秘義務に……」
『含まれません。ですが、歴代の監査委員は、この情報を知っている筈ですが、何故か、今のところ、どなたも、この情報を公表されていません』
当り前だ。
たしかに「籤引き民主制」と云うのは、抽選で選ばれた一般市民に選挙で選ばれた政治家の役割の一部をやらせる事。
だが、抽選で選ばれた平凡な一般市民に「この社会は、実は、いつ崩壊してもおかしくないんですよ」と云う、とんでもない超A級機密を背負わせて、どうする?
『それと、明日になりますが……二〇二X年のJR久留米駅壊滅事件の現場に居た人からの説明を受ける事が可能になりました』
えっ?
「誰ですか?」
『コードネーム・
お……おいおい……。
俺が「正義の味方」マニアだったら、悦びのあまり射精していただろう。
伝説の中の伝説……「悪鬼の名を騙る苛烈なる正義の女神」と直接話が出来るなど……。
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