変幻自在①
前置き今話から実況を序盤だけ導入したいと思います。
ちょっと伝わり辛いかなと思ったんで試してみます。
実況「ここまで負けなしのBクラス、3勝3敗のCクラスの試合がもうすぐ始まるぜ〜。
実況は私小田が勤めます。
まずは各チームの注目選手を紹介したいと思います。
Bクラスのキーマン、フィリップ〜。
この選手はな〜んとバッターだけでなくピッチャーとしても出てんだよ〜。
しかもピッチャーとしてはパーフェクトピッチングっていう完璧ぶりさ〜。
バッターとしては打率出塁率共に10割をキープしてる期待のホース。
Cクラスはライン。
このキャッチャーとんでもなくフレーミングが上手いよ〜。
さらに〜打者としても打率4割を誇ってるよ〜。
Aクラスとの3連戦惜敗で済んだのはこのキャッチャーのお陰だと個人的には思ってるよ〜。」
俺はこの試合投げない。
何故なら今日投げる相手ピッチャーが俺にとっては相性最悪だからだ。
試合に勝つために明日投げるぜ。
今日はフェリクスに譲る。
あいつの方がこのチームとは相性が良さそうだからだ。
あいつは左のサイドスローだ。
だからかなり強いぜ。
Cクラスは左バッター多いからどう対策するかな。
フィリクスに気負うなよと声をかけてから守備につく。
相手の1番バッターはファーストゴロ。
2番バッターはピッチャーゴロ。
そしてラインはボテボテのファーストゴロ。
こっちの攻撃も似たり寄ったりだった。
見逃し三振、空振り三振と続き俺に回ってきた。
嫌な雰囲気を中和するために点を取る。
初球のシュートをライトに流しフェンスに跳ね返る間に一気に三塁蹴ってホームイン。
これで先制だ。
アレンは初球を打ってピッチャーゴロ。
2回、3回は両者共に三者凡退。
4回試合は動いた。
ラインがバックスクリーン直撃のホームランを打ったのだ。
裏ワンアウトで俺に回った。
ここはスリーベース。
外角に逃げるスライダーを弾き返しライトフェンス直撃のスリーベース。
アレンが俺の意図に気づきライトに打ち上げタッチアップして逆転。
5回、6回と三者凡退が続く。
俺は7回の裏上手くセンター前に流し打ちできた。
ただ繋がらない。
その後は両者ランナーが出ることなく終わった。
元殿堂入り選手は異世界でも野球をやめないそうです。 黄昏(旧初心者) @moun10
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。元殿堂入り選手は異世界でも野球をやめないそうです。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます