第100話 組織化もついでにしようと思う

「………………ぐぬっ、わ、分かった」

「あ、ありがとうっ! お師匠様っ!!」


 流石にこの人数から頼まれては嫌だと断る勇気は俺にはない。


 それに、俺であれば前世やゲームの知識でダークエルフたちに何かしてあげれるかもしれなにも関わらずそれをしてあげなかったせいで悲惨な出来事が起きた場合、俺は間違いなく一生悔やんで生きていくだろう事が容易に想像できる。


 救える可能性があるのにそれをしないというのは、俺は嫌だと思ってしまったらもう俺の中で答えは決まっており、あとは俺の覚悟だけである。


 そしてこの日、俺に師弟契約という名の隷属契約を数百人分するのであった。





 さて、どうしたものか。


 昨日は思わずシシルとその他ダークエルフの面々たちに押し切られた形で数百人という消して少なくない人数と隷属の契約をしてしまったのだが、隷属したからにはちゃんと面倒を見なければならず、その為に必要な資金源をどうしようかと俺は頭を悩ませていた。


「お師匠様、体調がすぐれないのか? もし体調がすぐれないようであれば私が解放してやってもいいぞ?」

「あ、いや体調が崩れない訳ではなくて、君たちダークエルフのこれらについて考えていたんだ。 何せ人数が人数だからね」

「なるほど……我らがダークエルフの今後について考えてくれていたのだな。 感謝してもしたりなないぐらいだ」


 そしてダークエルフ達のこれからについて考えているとシシルが俺の悩んでいる姿を見て体調がすぐれないのではと勘違いしたらしく話しかけてくるので素直にダークエルフのこれからについて考えていた旨を話す。


 そんなこんなでシシルと一緒にあれやこれやと話しながら朝食をとりにダイニングへと向かう。


 シシル達ダークエルフの件なのだが一応家族へは、森へ行くクエストへ行ったら弟子になりたいというから弟子にした旨を話しており、他のダークエルフ達は俺の影を使って村へと帰って行ったがシシルは昨日から一泊していたりする。


 ちなみに隷属の件は家族には言っていないのだが嘘は何一つついてないのでセーフだろう。


 ただ、弟子に取るイコール隷属することであるという事を説明していないだけだ。


 俺は何も悪くない。


 それでもお父様は気づいているっぽいのだが、その事を暢気に行く勇気は俺にはない。


「あ、そうか。 ダークエルフ達には作物を作ってもらおうか」

「作物……ですか? それでしたら既に自給自足できる分は育てているので、そのまま収穫量を拡大するという流れでいいのか?」

「いや、今まで育ててきた作物ではなく、俺が用意した作物をダークエルフが得意な土魔術で耕した肥沃の土地で育ててくれればそれでいい。 今のところは主に大豆を育ててもらう事になると思う。 あと、流石に人数が多すぎるからスムーズに作業できるように組織化もついでにしようと思う」



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祝!100話っ!!∩^ω^∩頑張りましたっ!


 やっと組織ができますっ!! あとは闇に潜む組織と噂されるまでに育て上げるだけですねっ!!٩( ᐛ )وんぱ



下記宣伝


 今現在新たに


タイトル:学園一のマドンナで氷の女王と呼ばれる氷室麗華は、俺のペット


キャッチコピー:確かにペットは欲しいと言ったけど犬か猫がいいです_:(´ཀ`」 ∠):


という作品を書き始めております。


 このタイトルとキャッチコピーを見て気になった方は是非、読んでいただけると幸いです(*'▽')ノまってますw

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