公売情報はインターネットで簡単に検索できます。不動産、自動車、ブランド品、リゾート会員権……。その品種たるや実に多種多様で、見ているだけでも飽きません。たまに「そんな物まで差し押さえるの？」と思ってしまう変化球も出ています。私が検索したタイミングでは、見積価額2,000円の芋焼酎が出ていました。税金を滞納すると、芋焼酎まで取り上げられてしまう今の世の中。それはそうと、写真も豊富なので、皆様も機会があれば公売の公式ホームページを是非覗いてみてください。

さて。勉強目的で公売に参加するといっても、場合によっては自分が買い受ける可能性もある以上、まさか不動産に手を出すわけにはいきません。さらに、入札のために会場へ出向く（郵送も可能らしいが方法を知らない）ので、なるべく近場で開催されている公売を探す必要もあります。というわけで、多方面から検討した結果、私が候補に選んだのはこちら。

・某有名ブランドの指輪　見積価額 9,000円　大阪国税局実施

おっ、これは良さそう！

この値段なら現実的だし、指輪なら実際に手に入れても使い道があるし、実施場所も大阪国税局。どうやらブランド品がまとめて差し押さえられたようで、指輪の他にピアスやネックレスも出ていましたが、見積価額がもっとも安いという単純な理由でこれに決定。さっそく詳細情報を印刷です。

しかし……途中で重大な懸念事項に気が付きました。この公売は、事前の下見会がないと書いてあります。つまり現物が見られない。よってサイズがわからない。いや、待て、私の指は10本もあるじゃないか。幸か不幸か左手の薬指も空いているし、足の指もカウントしたら20本。指が20本もあるからには、どんなサイズの指輪が来ても、どこかの指には入るんじゃね？　よし、懸念事項、10秒で無事にクリア。

狙う品物が無事に決まり、あとは入札の日が来るのを待つだけです。やるぞ～！