　木々の隙間から差し込む日光。

　多種多様な生物が生息している森の深層。

　そんな自然溢れる場所だが、生息している生物は少しも可愛くない。

　なぜなら……、そこはAランク以上の魔物が跋扈している超危険地帯。

　例え、大陸最強である六星であってもそこの住人からしたらちょうどいい戦闘相手という死の領域。

　だが……、そんな生物の頂点である彼らでも決して近づかない場所がある。

　その森の深層の最奥に位置している標高二千メートルの巨大な山。

　そこには、生態系の頂点で神に等しい力を持つ龍（ドラゴン）でも敵わない――

　——理外の存在が眠っていた。

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こんにちは文月です。

実は新作の『王女殿下の使用人』を投稿したので読んでくださるとうれしいです…！

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