第58話 統一教会

 統一教会のことが話題になってますなあ。

 自民党との関係とかいろいろやってます。

 あの組織は違法な組織なのかな?違法ならいくら何でも存在し続けられないんじゃなかろうか。

 法律に触れないからやってることが正しいということにはならない。法律違反ではないが人間としてやってはいけないことはたくさんある。人間の生きる基準は法律ではない。

 とはいえ、社会を運営する上では法律に基づくしかない。法に反しているのに存在させていたとしたらこれは由々しきことだろう。それは断じて許されない。

 この点はどうなんだろう?

 入会させる手法が怪しげなことは昔から有名なんじゃないか。それでも近づいたり、巻き込まれてしまう人がいる訳だ。ここに違法性はあるんだろうか?

 僕は道元禅師の正法眼蔵その他の著作を読み毎日坐禅している。けれど宗派には属していない。どの寺の檀家でもない。

 僕は仕事上のことで「何が真実なのか」「真実はこの世に存在するのか」ということで七転八倒し、死を意識したこともあった。

 その中で正法眼蔵に出会い、なんとかここまで生きてきた。

 僕は正法眼蔵に書いてあることは正しいと信じている。これはおかしいと思う箇所は一つもない。すべてが納得がいく。だから信じている。

 人間は自分の人生を自分で生きるしかない。自分で生きるための方法を示すものが宗教ではないのか。宗教家は人間を救おうというなら無償で教えるのが当然ではないか。そうでないならそれは宗教ではなく商売である。

 商売をしなければ衣食住に不自由し貧困に陥るだろう。しかし人類を救済するためにそれくらいのことはどうでもよいのではないか。

 そう考えると今現在宗教と言えるものは存在するのだろうか?

 世界各国方々で揉めている。殺戮と破壊が行われている。ここにそれを解決する宗教は登場しない。むしろ宗教が殺戮と破壊の原因にすらなっている。

 一体人類は何に基づいて生きていこうとしているのだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

吐露とろ吐露とろ Aba・June @pupaju

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ