第51話 ウミガメを殺す
久米島でウミガメが30匹ほど死んでいたそうな。漁業者が殺したとかいう。
漁協によるとカメが漁網を破ったり、藻を食べてしまって海が「砂漠化」してるという。
漁業者からすれば生活に支障が出る。排除したくなるだろうね。
人類は自然と戦って人類に都合の良い世界を作ってきた。生活を脅かす生物は排除してきた。
最近になって人類は横暴すぎる、欲望のために殺戮するのはやめようみたいな雰囲気が出てきているようだ。
まあ勝手なもんだ。どっちにしたってその時の気まぐれみたいにしか見えない。
生物は他の生物を犠牲にせずには生きられない。人類も当然同じだ。ただ人類は「生存するために必要なだけ」ということがコントロールできないようだ。そしてその反動で「殺してはいかん」と極論に飛んでしまう。
漁業者が生活に困るなら排除するしかなかろうと思うけど、そんなことは許さんという人たちもいるんだろうな。厄介な世の中だ。
農業だって耕作地を切り開けばそこにあった生態系を破壊することになる。人間のための作目だけを栽培するんだから不自然なんだろう。
それに耕作地は二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素という温暖化ガスを発生させるという。
結局人類は存在している以上何かしらやらかすことは避けられないということだ。
人間は何のために生きているのか、そしてそのためにはどうすればいいのか。この根源をはっきりさせない限り何も解決することはないだろう。
そもそもウミガメどころかロシアとウクライナは人間を殺しあっている。人間だって都合が悪いと思えば殺しちゃうんだから、人間って恐ろしいですなあ。
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