神様の意地悪

第1話 壱

白百合この胸を焦がす想いよ

恋しいあなたに届けて

夜空を見上げれば

星たちが瞬きながら流れてゆく

願い事ひとつ

あなたのそばでずっと

笑っていられますように……

心からそう思うの

いつかは私も旅立つ日が来るでしょう

それまではどうかこのまま

愛する人を愛していたい

いつまでもふたりきり寄り添いながら

歩いて行きたいの

私のすべてをかけて

風が運ぶ潮騒

波音が誘う子守唄

夢と現（うつつ）の間（あいだ）

漂ってる

ゆらりゆらりと漂う

私は海月（うみづき）ゆらりゆらりと漂う

あなたの腕の中

そっと瞳を閉じる

ああ、幸せすぎて怖いくらい

永遠などないと言うけど

あなたがいるなら何も怖くはないわ

時を止めて永遠にしたい

だけど時は残酷にも過ぎていく

だからせめて今だけは

ねえ

いいでしょう

風に揺れる髪飾り

優しく触れる指先

愛しさ溢れてくる

ゆらりゆらりと漂う

私は海月（うみづき）ゆらりゆらりと漂う

あなたの腕の中

そっと瞳を開ける

ああ、もう行かなくちゃいけない時間ね

もう少しだけ一緒にいたかったなぁ

また会えるよね

約束だよ

さようならなんて言わないで

だってまだ帰りたくない

明日になればまた逢えるけど

でも今は寂しくて

ねえ

ぎゅっとして

お願い

離れないように強く抱きしめていて欲しいの

あなたのぬくもりを忘れたくなくて

私の中で消えないように刻みつけておきたいの

あなたとの思い出全部忘れたくないから

大好きだったよ

ずっとずっと一緒だよ

たとえ遠く離れてしまっても大丈夫

私たちは繋がっているんだもん

ほらね

聞こえるでしょう

二人を結ぶ赤い糸が

途切れたりしないように固く結んでおこうね

もしも私が迷った時には

きっと助けに来てくれると信じているよ

どんなときも信じていれば必ず叶うんだと教えてくれたよね

あなたのその言葉を信じてるから頑張れるんだよ

ありがとう

大好きだよ

もっともっともっとたくさん話したいな

まだまだ足りないよ

時間が止まればいいのに

もっと早く出逢いたかったな

そしたらいっぱいいろんなこと出来たのにね

こんな気持ち初めてなんだ

あなたといるだけで幸せな気分になれるの

だからいつも傍にいたいと思うようになった

ねえ聞いてもいいかな

あなたにとって私はどういう存在ですか

ただの仲間じゃ嫌なんです

特別な人になりたいのです

私だけのものにして独り占めしたい

あなたに出逢えて本当に良かった

これからもこの想い大切にしていくね

いつまでも変わらぬまま二人でいれたらいいなあ

あなたのことが誰よりも一番好きだよ

大好きだよ

もっともっともっとたくさんの笑顔見せて欲しいな

まだまだ見たいよ

時間が止まればいいのに

もっと早く生まれてきたかったな

そしたらいっぱいいろんなことが出来たのにね

どうして同じ時代に生まれてこれなかったんだろう

神様の意地悪

もし願い事が一つ叶えられるとしたならば

何を願うだろう

やっぱりあなたの隣にいることだよね

だってそれが私の望みなのだから

他には考えられないし考えたこともないよ

他の誰かでは意味がない

私はあなたじゃないとダメみたいです

あなたがいない世界など興味はない

想像するだけでも辛くなるの

お願い一人にしないで

どこにもいかないで私の傍にいて下さい

いつの間にか芽生えたこの感情は恋へと変わっていった

今まで経験したことない初めての感覚

胸の奥がきゅーんとなって苦しくて切なくなる

これが初恋というものなのかしら

こんなにも人を好きになることがあるなんて知らなかったよ

あなたを想うたびに高鳴る鼓動が抑えられない

どうすればいいのか分からないけれど伝えたい想いがあるの

あなたが好きです

とても好きです世界中の誰より大好きなんです

あなたを愛しています

いつまでもずっと

心の底からそう思っているよ

運命という言葉だけでは片付けられないことばかり

不思議なほど自然に引き寄せられていた

まるで出会う前から知っていたかのように自然に惹かれ合った

最初から決まってたのかもしれない

こうして一緒になることは

あなたがいるから今の自分がいると言っても過言ではないくらい

あなたの存在が支えになっている

あなたがいたからこそ乗り越えられたこともたくさんあるの

あなたの力になれたことが何よりも嬉しい

今度は私があなたの役に立ちたい

あなたのために出来ることを精一杯やっていきたい

これから先も隣にはあなたがいてほしい

一緒に歩んでいこう

どこまでも続く道

辛いこともあるけど楽しいことの方が多いはず

あなたがいるから私は強くなれる

かけがえのない大切な宝物

愛しているよ

永遠に……

あなたが好き