夜の言葉

足掻きながら

それでも

必死でつかむようにして

書かずにいられない夜がある


耳をすませて

心から浮き上がってくる

ちいさな泡ぶくのような言葉を

そっとつかまえる


深く深くもぐりながら

沈んで隠れている

星屑みたいな感情の欠片かけら

みつけにいきたい




夜の時間を

彷徨さまよっているわたしが此処ここにいる

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