句点

いつかどんなものにも

終わりはある


あたりまえのことだと

知っているつもりで

それでもわたしは

まだ、わかっていないのだと思う


それは自分が

その場所に立ってみて

初めて本当の意味で

向き合う感情だろうから


緩やかにしても

突然にしても

誰も自ら選ぶことのできない

その終焉しゅうえん


できることは

ゆっくりと最期の息を吐いて

目を瞑り

人生に句点くてんをつける


不格好な丸だろうけど


ただ、それだけ。

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