朝の時間
まだ薄暗い街を
始発バスが走っているのが見える
部屋の窓を開けて
ベランダに出て
秋の虫の声を聴いていると
汗ばんだ肌を
やっと涼しくなってきた風が
すれ違いざま撫でていく
一日を始めるには
少しばかり早すぎて
もう一度眠るには
時間が足りなくて
こうして夜明けの街を眺めている
さあ、そろそろ
眠気覚ましの
ゆっくりと
朝の時間をはじめようか
おはよう、今日のわたし
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