小さな爪痕

世の中は動き続ける

時間は流れ続ける

どちらも止まらない


その目まぐるしさに

振り落とされそうになりながら

それでも必死でしがみつく


それがどんなに大きなものでも

わたしがどれだけちっぽけでも


生きる、ということで

この世界にしがみついて


ささやかでも

小さな爪痕をのこしたい

などと、思うのだ

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