幕間 あの後

「他の二人も同じようなことを言っていました。なので、貴方はパーティーから離脱してください。拒否権はありません。」

「....................わかったよ。」


そう言って、セイジさんが扉を開けて出ていく。


「........行ってしまった。」


誰もいなくなった自分の部屋で僕はそう呟いた。


「は.....ははは、はは....うぅ...うぅぅ」


居なくなってしまった。セイジさんを僕が離脱させてしまった。

小さな紙を手に握り、立ったまま、僕は泣き続けた。


「セイジさん...セイジさん、セイジさんセイジさんセイジさん!」


そう言っても、あの人は帰ってくることはない。


「ごめんなさい....ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」


このパーティーを去ってしまった彼に向けて、僕は永遠と謝罪を続けた。

セイジさんと過ごした日々はとても楽しかった。

僕たちが冒険者として未熟な頃から今日までずっとお世話になり続けた。

本当はずっと一緒に旅をしていたい。冒険していたい。

でもダメになってしまった。

この紙切れのせいで。


「これは、僕だけが背負う問題だ......セイジ

さんを巻き込むわけにはいかない。」


そう、巻き込むわけにはいかないのだ。

僕が見た中で誰よりも優しく、誰よりも温かく、そして誰よりも才能のある

あの人を、失うわけには行かないから.....




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皆さま、こんにちは。

本編第二話で初めての登場、時亜 迅です。

こんな漢字ですが、「とあ じん」と読みます。

ここでは、たまに自己紹介や人物紹介、世界設定の説明、次に書く作品の

情報などを書こうと思っています。

今回は、なぜこの「7日に一度のジョブチェンジ」を書こうと思ったかについて、

少し語らせていただこうと思っています。

少し勉強に対してノイローゼになりつつあった頃です。

何のために勉強しているんだろうと思っていました。

みなさんもそう思っていた時期があるのではないでしょうか?

そんな時に、ふと小説を読み始めたわけです。

とても面白かった。

勉強なんかそっちのけで読み耽っていました。

そしていつしか、書いてみたいなと考え始めたのです。

その頃は、もう一つ別の作品を書こうと考えていました。

本当はそれを私の1番最初の作品として出そうと思っていたのですが、

あまりにも内容が暗すぎるので、一発目はダメだと断念しました。

その時別の案として出たのは、次に作品として出そうと思っている

「緋色の送還士」です。

作品の題名のネタバレになってしまいますが、これがこの作品を

書くきっかけとなったのです。

と、ここまで長々と私個人の昔話をしてしまいましたが、皆さんが求めているのは、ジョブチェンジの話の続きだと思うので、ここで一度区切らせてもらいます。

読者の皆さま、この作品を見てくださりありがとうございます。

これからも作品を描き続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。

よければフォローしてください。

応援メッセージがあるとセイジが喜びます。

嘘です。私が喜びます。


                      by 時亜 迅


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