第5話
イヴァン「いやいやいや……王……冗談きついぜ……。」
魔術師「四騎士が……」
兵士「だって……王国の兵士として……」
王「……別の国に移動中、山賊に襲われたらしく無惨に……」
部屋が一気にざわつく
デュランダルが……四騎士が……
口を揃えて皆そう言った
レグルス「……すいません、俺にはもう十分です。部屋に戻ります。」
そう言ってレグルスは城の中にある自分の部屋に戻ろうとし、席を立った
ゼイン「レグルス……!」
レグルスが扉に手をかけた時ゼインに呼びかけられた
レグルス「すまない、今は一人にしてくれ」
そのままゼインは黙ってしまった
レグルスは扉を閉め部屋に戻った
王「一人いなくなってしまったが続けようか、まだ要件はある。別の国で閉じ込めていた囚人が1人死んだ様だ。だがその囚人は元々バハムートの使命を持っていたのだ。」
イヴァン「あー……めんどくせぇなこりゃまた。」
王「また他の誰かが使命を受け持つ事になる。一刻もバハムートの使命を受け持つ者を捕えるのだ。いいか、絶対に生け捕りにしろ。」
魔術師「俺達に止められるかねぇ?デュランダルももういないし、前もギリギリだったらしいじゃないか。」
ネイル「エデンの四騎士に任せりゃ簡単だよなぁ?」
ゼイン「は?」
ゼインの目付きが変わった
ネイルの方を睨み怖い顔を向ける
ネイル「だって前の囚人を捕まえたのもエデンの四騎士なんだろ?だったら今回もそいつらに頼めばいいじゃねぇか。」
エデンの四騎士
ゼイン、レグルス、デュランダル、イヴァンの4人からなる王国最高戦力の組織の事を指す
ゼイン「デュランダルももういないしレグルスもあの状態だ。今は止められるか分からん。」
ネイル「一番の友を失って戦意喪失か彼奴、
ははっ大したことねぇなぁ獅子座、風のレグルスも。」
ゼイン「……口を慎め」
ネイル「ま、エデンの四騎士が無理ってんなら俺等がやってやるよ。もうお前らは老衰か。」
その言葉を聞くとゼインがネイルの首元を掴み手前に引っ張る
ゼイン「お前に何が分かる、甘く見てんじゃねぇよ!前も大勢が死んで幾つかの国が消えた!お前の様な雑魚が相手出来る程簡単じゃねぇんだよ!」
そう言ってネイルの首元を放した
ゼイン「デュランダルもいないしレグルスも戦える状況じゃありません。せめて防御役を一人ください。」
王「分かった、見つかり次第すぐに派遣しよう。」
アギト「げほっ……はぁ……」
体が熱い、視界が霞む……
何なんだこれ……病か……?
苦しい……スピネさん……
視界が少し鮮明に見えてきた
だが視界の先には鱗を纏った腕が映った
アギト「なに……これ……」
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