人知れず人は…

のんびりとした休み時間

今日も今日とてとなりの席の

神川さんは話し掛けてきた。




「ねぇ秋兎くん」


「何だよ舞?」


「あのイベントが来るわね!」


「…あぁ!修学旅行か!」


一瞬何か分からなかった!

楽しみではあるが…心配(冬花が)ではある



「冬花…3日間生き延びられるかな…」


「だ、大丈夫でしょ?」


「作り置きは多めに作る予定ではあるが…」


「電子レンジは使えるんでしょ?」


「おう、電子レンジと電気キャトルは使える」


「なら、何とかなるでしょ?」


「…食べ物はな」


「他に心配が?」


「洗濯がな…」


「あ(察し)」


「帰ってきたら洗濯機壊れてるかもしれん…」


「コインランドリー使ってもらいましょう」


「致し方なし!」


ちょっと出費があれだが

洗濯機買い換えるよりはましだ!


「いや待て…コインランドリー使えるのか冬花」


「…コインランドリーの洗濯機壊した方がやばそうね」


「…今日帰ったら洗濯機の使い方を叩き込むわ」


「それがいいわね」


「まぁ…何とかなるか!」


「人は知らない間に成長してるものだし大丈夫よ」


「お、良いこと言うな!」


「おっぱいも気が付いたらおっきくなってるしね!」


「うん!台無し!」

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