ハロウィンの夜1
のんびりと…してない休日
何やら昨日の夜から冬花がこそこそしてるな?
と違和感を覚えていた俺は今日神川家に
呼ばれて確信した。
「なるほどハロウィンか。」
お菓子の話題多いなと思ってたけど
ちょっと早いから警戒してなかった
「トリック・オア・トリートだ!秋兎君!」
そして第一仮装人は凛さんだった。
狼男か?
「ノリノリですね凛さん。」
「コスプレ楽しいからな!」
「手作りですか?」
「一ヶ月前から用意してきた!」
この人ノリノリである。
確かにクオリティ高い。
「そんなことより、秋兎君!お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!?」
お菓子か…何かあったかな…あ
「砕けた煎餅をどうぞ」
「君、煎餅お尻のポケットにしまったまま座っただろ?」
「座りました。」
「それにしても何故せんべいをたまたま持っているんだい?」
「忘れました。」
「忘れるくらい前のせんべいを人にあげないでくれるかい!?」
「でも、これ以外にお菓子無いですよ?」
「なら…イタズラだな!」
そう言って凛さんは俺の肩に手を置いて真面目な顔で
こちらの目を見てきた。
「…な、なんですか?」
「イタズラだが?」
「……。」
な、何か…恥ずかしい
「かわいい反応をするなよ秋兎君…ちょっと手が出そuグベラ!?」
何か真剣な顔になった凛さんが急に面白い顔で
吹き飛んだと思ったら目の前に
魔女が居た。
「末代まで呪い殺すわよパパ?」
「それだとお前も死ぬぞ娘よ!?」
「あぁ~…ビックリした。」
「秋兎くんもメス堕ちしないで!」
「してねぇよ!?」
たぶん!
「するなら私にオス堕ちしなさい!」
「オス堕ちってなに!?」
「せっかく、恥ずかしいけど着たのに!」
「そうか!ごめん!」
そんなやり取りをしていると奥から
冬花の声がして
「何やってるの兄ちゃん?」
そう言った冬花は…なんだ?
珍しくノースリーブに…ジーパンで…
「珍しい格好してるな?」
「コスプレだからね!」
「それコスプレなのか!?…ちなみに誰?」
マジで分からない…誰だこれ…?
誰でもあるし誰でもないぞ?
「まだまだだね…兄ちゃん…これはね」
冬花は得意気にして口を開く
「梢だよ!」
「…バキの彼女か!?」
何故そこをチョイスした!?
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