ハロウィンの夜2

聞いてなかった早めのハロウィン

言ってくれればお菓子を用意したのにと思っていると

ちょっと目のやり場に困る魔女になった

神川さんは話し掛けてきた。



「ねぇ秋兎くん」


「何だよ舞?」


「どうかしら、私の魔女姿?」


「かわいいよ。」


「あら、素直ねありがとう」


舞は一瞬驚いた顔をしたがすぐに

嬉しそうに笑った


舞、その格好で照れ笑いはやめてくれ

…何て言うか



「うむ!股間に悪い笑い方をするな!流石我が娘!」


「ド直球やめてください凛さん!?」


「あら、血行が良くなるから股間にはいいわよパパ?」


「それもそうだな!」


「納得しないでください!?」


「…兄ちゃん」


「どうしたこず…じゃなかった冬花?」


後ろから梢のコスプレとゆう恐らく

コミケでも居ないだろうコスプレをした

冬花は何故か恥ずかしそうに後ろから話し掛けてきた



「兄ちゃん…ゆっくり振り返って?」


「お、おう?」


言われた通りゆっくり振り返ると



「……冬花?」


「ど、どうかな?」


コンセプトは分からないが…

顔に縫い目をペンで描いてある…ん~…

ゾンビか?フランケン?かがちょっと破れた

ウエディングドレスを着ている…



「ゾンビの花嫁らしいよ兄ちゃん…」


「な、なるほど?」


「私の趣味だ!」


凛さんの趣味だった。


「かわいいんじゃないか?」


「あ、ありがとう…兄ちゃん」


何だろう…その内コスプレじゃなくて…



「な、何で兄ちゃん泣いてるの!?」


「何でもないぞ冬花…大きくなったな」


「何で肩ポンポンするの兄ちゃん!?」


「冬花ちゃんの格好も非常に股間にいいわね!」


大声ですごく嬉しそうに叫んだ舞を

苦笑いで見ていると今度は凛さんが俺の肩をポンポンして

きて…



「さて、秋兎くんも生着替えするぞ!」


「せめて、脱衣所で着替えていいですか!?」


「先にお風呂に入りたいのね秋兎くん!積極的ね!」


「ちがうわ!」


そんなこんなで俺は脱衣所に渡された

紙袋を持って行くのだった


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