これからのこと3

引き続き未来の話をすることになった

俺達は次は就職した未来を語るようで




「ねぇ秋兎くん」


「何だよ舞?」


「秋兎くんは就職するとしたら何になりたいの?」


「そうだな…飲食店とか憧れはあるよ」


「あら、なら家を継ぐがいいわ!」


「候補には入れさせてもらうよ。」


正直考えたことはあるが…そこだけ見るのも

ダメだろう。



「舞は卒業したらどうするんだ?」


「そうね…取り敢えず就職すると思うわ」


「進学しないのか?頭いいのに?」


「頭がいいから進学するってのは古い考えよ秋兎くん。結局目標がないと進学したって意味ないもの。」



「そりゃそうだ。」


こいつ、変態な以外は本当にしっかりしてるよな。

…お母さんの教育がよかったんだな。

凛さんも…ちょっとは。



「敏感OLを目指すわ!」


「敏腕じゃなくて!?」


「あらゆるミスに敏感に反応するOLよ!」


「あ、それならすごい気がする!」


すごく有能!


「セクハラにも敏感に反応し注意するわ!」


おお!頑張れ舞!


「家に帰ればベッドの上で敏感に反応するわ!」


「うん!知ってた!」


「あ、お風呂でもいいわよ?」


「いいわよじゃねぇよ!?」


「お風呂でイチャイチャして、ズッポリする展開好き」


「シッポリじゃないんだな!?」


分かるけど!


「んで、そのまま『ベッド…行こうか♡』ってやつ好き」


「確かにな!」


しまった…つい本音が



「いいわよねアレ!」


「ってか…」


「どうしたの?」


「自然と卒業後同棲する事になってないか?」


「あら、泊まりに来るって発想はないの?」


「あぁ、そっかそれでも出来るのか。」


確かに一緒に住まなくても出来るのか。


「なに、同棲したいの?」


「そうだな。」


……あれ?俺今…さらっと返事…



「そ、そう……前向きに検討するわ」


「お、おう…」


卒業後の一部の進路がちょっと見えたところで

チャイムが遮るようになった。

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