これからのこと1

のんびりとした休み時間…

ではない!何故なら進路相談の紙を渡されたからだ

漠然とした将来に軽い目印を立てるための物だが…

正直よく分からないなと悩んでいると

今日も今日とてとなりの席の

神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ秋兎くん」


「何だよ舞?」


「進路決まった?」


「まだ、全然…」


「あら…」


「明日のことも分からないのに卒業後なんか分からないって…」



「まぁ、目安なのだから進学か就職かだけでも決めてみたら?」



「そうだな…」


進学ね…キャンパスライフに憧れはあるが…



「進学すればエッチなお姉さまがたくさんいるわよね?」


「エッチかは知らんがお姉さまは居るだろうな?」


「嫌だ!エッチなのがいい!アパートの隣に住んでて毎朝おはようって言ってくれるタイプのお姉さまがいい!」



「変なことで駄々をこねるな!?」


「ちょっと仲良くなって朝のゴミ出しで油断したダルダルのシャツ一枚で出掛けて前屈みになったお姉さまに前屈みになりたい!」



「2個目の前屈みはお前ならないだろ!?」


「そして、目線に気づかれてちょっとイタズラな目で見られたいわ!」



「ずいぶんとさっきから具体的だな!?」


「強いて言えば『何見てるの?…エッチ』ってちょっと照れた顔で言われたいわ!」



「気持ちは分かるが落ち着け!」


「キャンパスライフ悪くないわね?」


「キャンパスライフ関係ないけどな!?」




次回_キャンパスライフ無限妄想編!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る