スカート

のんびりとした休み時間

今日も今日とてとなりの席の

神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ秋兎くん」


「何だよ舞?」


「スカートって素敵よね」


「履いたことないから分からんが…涼しそうだよな!」


「それもあるけど…」


「ん?」


「エロいわよね?」


「お前、最近考えることを放棄してないか!?」


「そんなこと無いわよ?良いことをいいと素直に言うようにエロいことをエロいと言ってるだけよ?」



「そうだけども!」


「あれよね…中の周りがビラビラなのもエロポイントよね?」



「そんな、当たり前でしょみたいな顔されても困るぞ!?」


「私、ミニよりロングの方が興奮するのよ」


「お前の癖は知らん!」


「隠されたエロさってあるじゃない?」


「好きだなお前!?」


「もしかしたら下ノーおパンツかも知れないしね?」


「0じゃ無いかも知れんが」


0であってほしいが

こいつを見てるとな…


「でも、正直ノーおパンツは興奮しないわよね…」


「よく分からん!」


「見る方はパンツ見たいものね?」


「だから、当たり前じゃないからな!?」


「あと、履いてないパターンって本人がドキドキしてるだけなのよ…履いてて見せる気無いのが見えちゃった時に恥ずかしそうに急いで隠す姿がいいのにね?」



「まぁ、分からなくもないが…」


「正直、今の時代調べればいくらでも拝めるじゃない?」


「ま、まぁな?」


「でも、盗撮は嫌いよ私。」


「お、やっぱり女性的な観点で?」


「それもめちゃくちゃあるけど、一番は」


「ん?」


「笑えないエロはただの暴力と同じなのよ。」


「おお…ちょっと深い」


「だから、秋兎くん」


「何だ?」


「明日、スカート履いてくれない?」


「なんで!?」


「笑えるエロを提供しようかと」


「それは笑われるエロだよ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る