『ボクと付き合ってくれないかな?』
時間はすこし戻って
こんにちは、冬花です!
チャイムの音で起きて玄関を開けようと
階段を降りている途中で
「ボクと付き合ってくれないかな?」
何て声が聞こえたので私は階段に座って
身を隠した
(だ、誰?…いや、聞き覚えがある…神埼さんだ!)
そう神埼さん!
タイムリー!…って待って待って?
今、兄ちゃんに告白してるんだよね?
何があったの?
夏休みテンション!?
私がグルグル頭を回転させていると
兄ちゃんの声がして
「それでどこに行きたいんだ?」
(おい!兄ちゃん、おい!)
「ありがとう…えっとデパートに行きたくて」
「なるほど…それで荷物持ちが欲しかった訳だな?」
「うん、そう」
(これはてぇへんだ!)
私は速攻で舞さんにLINEした
『舞さん!』
『どうしたの冬花ちゃん?』
『兄ちゃんが寝取られます!』
『なぬ?』
「じゃあ、行くか…すこし待っててくれ?」
「う、うん!」
『ヤバイです舞さん!はやく!』
『分かった!今、パンツを履いたわ!』
『全裸なんですか!?』
『暑いんだもの!』
『はやく、外出できる格好に!』
『ブラいる?』
『いります!』
『準備できたわ!』
「おまたせ、じゃあ行くか」
「うん」
そう言って二人は出ていった
『二人が出ていきました!』
『なんですって!?』
『尾行を開始します!』
『了解!あ、ちょっと待ってお客さんがたくさん!?』
『えぇ!?』
『ダメ…こんなにいっぱい挿入らない!』
『ま、舞さん?』
『ごめん冬花ちゃん!しばらく任せたわ!尾行よろしく!』
舞さんからの返信はそこで途絶えた
「わ、私がやらないで誰がやる!」
私は自分に気合いをいれて尾行を始めた
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