コンセント
のんびりとした夏休み
暇をもて余しているのであろう神川さんは
今日も今日とて話し掛けてきた
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「コンセントって素敵よね?」
「ほぼ、すべての電化製品の命だよな!」
「それはもちろんなのだけど…」
「ん?」
「一日中二穴に抜き差しされて電気を走らせる何て素敵よね?」
「間違ってないのが憎たらしいな!?」
確かに穴二つだとげ!
抜き差しするけど!
電気走るけど!!
「何なら刺しっぱなしもあるものね…イヤらしい!どんだけ長くまぐわいたいのよ!」
「まぐわうとか言うなよ!?」
「しかもたまに三穴もあるわよね?…どんだけ欲しがりさんなのよ!」
「欲しがってるのは俺らの方だけどな!?」
電気的な意味で!
「秋兎くんに需要があった!」
「そりゃ…需要はあるだろ?電気だぞ?」
「あ、あぁ…そっちよね。」
「どうした?」
「いえ、コンセント擬人化して楽しむのかと思ったわ」
「どんな勘違いだ!?」
「日本の擬人化英才教育のせいね」
「擬人化多いけどな日本!」
前は美少女多かったが
最近はイケメンも多いよな!
「コンセント擬人化したら常に壁尻なのかしら?」
「…分かってしまった自分がイヤだ」
確かにって心の中で納得してしまった…ちくしょう
「日本文化ここに極まれりね!」
「もっと他に極める文化はきっとあるよ!?」
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