掃除機

のんびりとした夏休み

暇をもて余しているのであろう

神川さんは今日も今日とて話し掛けてきた



「ねぇ…秋兎くん」


「何だよ舞?」


「掃除機って素敵よね?」


「確かにあれがないと掃除大変だよな!」


「それはもちろんなのだけど…」


「ん?」


「丁寧に吸って綺麗にするなんて素敵よね?」


「字面が何か…あれだな!」


説明が出来ないけど…あれだな!


「お掃除…よ🖤」


「【…】を付けるな!お掃除でいいだろ!?」


「しかも、バキュームよ!」


「ん~…何だ!俺の理性を試してるのか!?」


「そうよ?」


「そうだった!?」


「この約二年間ずっと試してるわよ?」


「評価は?」


「貞操観念がかっったいわね」


「良いことだろ?」


「良いことだけれど堅すぎるのもね…」


「うぐっ」


難しい…乙女心難しい!


「き、キスしたじゃん」


「小学生か!」


「舞に突っ込まれた!?」


「本当よまったく…突っ込み役は貴方なのに」


「ちなみにどうゆう意味で?」


「普通に突っ込み役よ?ナニを考えたのよ?」


「舞に正論言われた!」


反省しよう…確かに普通に決まってる


「ベッドの上のに決まってるじゃない?」


「通常運転だった!反省して損した!」


「まぁ、もしそうゆうことがあっても…」


「あっても?」


「綺麗にお掃除するから任せてね!」


「うぅ~おお!返しに困る!」

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