父の覚悟と真相と

のんびりとした喫茶店の休みの日

流石に疲れてしまったパパりん事

私、神川 凛は新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた

暇である。

娘は彼ピッピとお話中

嫁さんは天国へ単身赴任

息子は存命だが年々自立心が無くなっている。



「しかし暇だな…」


昼御飯作るには少し早いし

家事も舞と分担したらすぐ終わったしな…

昼寝でもするかと背伸びをした瞬間

ドタドタと舞が降りてきた


「どうした?腹でもへt「花びら大回転ってなに!?」」


………………ん?


「待ってください娘、何とおっしゃいました?」


何故か敬語になってしまうくらいの衝撃…

ってか何て言った?


「だから!花びら大回転ってなに!」


「すぅー…悩みがあるなら聞くぞ?」


「だから、聞いてるじゃない!花びら大回転ってなに!」


「連呼するな!そして、何故それを知りたい!」


「あまり知りもしないのに秋兎くんに言ってしまったのよ!不覚だわ」



「不覚だな!彼氏と何て話をしてるんだ!」


そして、どうすればそんな話になるんだ!?


「それで花びらd「わかった!教えるから連呼するな!」」



母さん…怒らないでくれ~…頑張って育てたの

いや、いい子なんだよ?

でも、たまに変なんだよ…誰に似たんだか…


『あなたよあなた。』


「母さん!?」


何か衝撃で母さんの声が…って今はそれどころじゃない!

早く解説して使わないようにさせなければ!

嘘を教えるのは簡単だがそれではまた、変な使い方

をしてしまう!

なら、本当のことを!俺は!教える!



「舞、花びら…大回…転ってのはな」



俺は細かく、すごく細かく

丁寧に丁寧にシステムから平均の料金

サービス内容の違いまで事細かに10分程にまとめて

話した。

俺、凄くない?こうゆうのならセミナー開けるんじゃない?



新たな自分の才能に気付くと

顔を真っ赤にした舞は部屋に急いで戻って行った


若干、セクハラっぽくなったが仕方ない。

子育てとは時に嫌われる覚悟も必要なのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る