体操服
のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ神川?」
「体操服って素敵よね」
「動きやすいしな。」
「エッチくて素敵よね?」
「今回はかなり直球だな!?」
「だってエッチいじゃない!短いし!透けるし……透けるし!!」
「何故二回言った!?」
「体操服を白に決めた人ってぜったいそれ目当てよね……偉人だわ!」
「偉人!?」
「決めてくれた方ありがとうございます。安心してください。貴方の意思は私が引き継ぎます!」
「それ目的じゃ絶対にないわ!」
「あら?私の下着など見る価値もない……と?」
「い、いや…けしてそうゆう訳では……」
「はっきり言えば見せてあげるわよ?」
え……えぇ!マジですか!?
い、いや落ち着け俺!それは人としていいのか!?
プライド的にいいのか!?
いや、しかしこのチャンスを逃していいのか!
否!断じて否!!
俺は見たい!愛する人の下着を!
そこにはもはやヤラシイ気持ちはない!
愛ゆえだ!愛がそうさせるのだ!!!!
「神川……」
「何かしら?」
「下着が……見たいです。神川の下着が見たいです!」
「…………仕方ないわね少し待って」ゾクッ
そう言うと彼女はLIN○に画像を貼り……
「……おい神川」
「何かしら秋兎くん?」
「何じゃねぇ……何で」
何で……
「何で神川お父さんの下着写真を!?」
ってか何故こんな写真が!?
「だって言ったじゃない。神川の下着が見たいって。あとその写真は昨日パパが酔った勢いで送って来たものよ」
何してんだあのセクハラ親父は!?
しかし……さすが神川の親って感じだ!
「それに」
「それに……」
「はやく呼んで欲しいから意地悪かしら。」
そう言うと彼女は拗ねたようにこちらを見てきて……
「っ……分かったよ。」
俺だって呼びたいが…
やっぱり照れる……でも
彼女が喜ぶなら俺は……
「呼んでくれたらパンツ見せたげるわ!」
「呼びにくくなったわ!」
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