三角定規
のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた
「ねぇ…秋兎くん?」
「何だよ神川?」
「三角定規って素敵よね」
「よく分からん」
「三角木馬みたいで」
「三角しか合ってないぞ!?」
「巨大な三角定規とか無いかしら?」
「たまに黒板の横にあるよな。」
「あれじゃ小さいし痛いのよ……」
「何する気だ!?」
「乗っかって腰を……」
「聞いて悪かった!生々しいわ!」
「だからもう少し幅が欲しいのよ……」
「知るか!」
「乗っかるだけでもいいのだけど……」
「やめい!」
「先端がいい場所に……」
「あれ、拷問道具だからな!?」
「それはされる人の気持ち次第じゃ……」
「ありません!拷問だよ!」
「気持ちいいのに……」
「やったことあるのか!?」
「妄想でよく」
「妄想かよ!?」
「安心しなさい…次に乗ってるのは秋兎くんよ。」
「何を安心しろと!?」
「あら?不服?」
「……まったく」
「そう。ちなみに乗ってくるのは秋兎くんが単独で一位よ」
「妄想やめい!恥ずかしい!」
「覆いかぶさるのも……」
「やめてください!」
「実際に来たら殴るわよ?」
「殴るんだ!?」
「まだ、恥ずかしいもの」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます