修正ペン
のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ神川?」
「修正ペンって素敵よね」
「もう何となく分かったわ!」
ちくしょう!毒されてきてるな!
「最近は修正テープが主流だけど私は断然ペンね!」
「白いのが出るからだろ?」
「それもあるけど…」
あら?それ以外なのか?
「たまに指に付いてすごくいやらしいわ!」
「あるけども!あるけどそこか!?」
白い液体を指につけてるのは確かにあれでは
あるが……
「指についた液体を指で弄んだり……」
「しないよ!?ってかすぐ洗え!」
「昔体にすこし付けて鏡で見たのだけど…」
「やめろよお前!?」
「何か指のがいやらしかったわ……」
「がっかりするなよ!」
「すぐ固まってカピカピになるのも素敵よね?」
「意味深な言い方をするな!」
「ティッシュで拭こうものなら……ふぅ」
「ふぅ。じゃねぇよ!?」
「妄想が膨らむわ!」
「女の子だろ!?」
「女の子よ?じゃなきゃ」
「?」
「貴方の彼女にはなって無いわ。」
「っ……」
「ってなわけで秋兎くんの修正ペンを貸して欲しいのだけど?」
「悪いがテープしかない。」
「あるじゃない股の間に……」
「やめい!」
でも、今度から修正ペンにしようと
心の中で思った俺だった。
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