スク水

のんびりとした休み時間

今日も今日とてとなりの席の

神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」


「何だよ神川?」


「スク水って素敵よね」


「お前中身おっさんじゃないよな?」


「失礼ね…JKよ!」


何故こんなことを言うのかは分かる。

さっきの時間は男女別の体育で

女子は水泳だったからだろう。


「で?スク水の何がいいんだ?」


「学舎でありながらあの露出!……いい」


「お前やっぱりおっさんだろ!?」


「女の子よ!ピチピチの!」


「女の子ならあの格好は嫌なんじゃないのか?」


「なんでよ?興奮しない?」


「……俺に同意を求めるな!」


「私が着てても?」


「………………」


「しないの?」


「…………する。」


「ふふっ」


「あれ?ゾクッとかじゃないんだな?」


「私を何だと思ってるの?」


「変態だと思ってる」


「……」ゾクッ


今日も今日とて変態である。


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