#ショートショート 『水曜日の霜降り』
密室の中に3人の男が目を覚めた。そしてどっかのスピーカーから変な声が届いた。
「おはようございます。あなた3人を拉致している者です。」
「っえ?」男3人はまだ事情を分かっていない様子。
「今は2050年。2023年にいるあなた3人を拉致し、タイムスリップさせまして、2050年に連れて来ました。そう、2050年の今では、タイムスリップの技術を持っております。紹介遅れましたが、ここは水曜日の霜降りという番組です。」
「え?水曜日の…ダウンタウンではなくて?」と1人の男が動揺している。
「そう。ダウンタウンの2人はもう引退されているので、今は霜降り明星の2人が番組をやっております。」変な声が説明している。そして、続けて、
「今は説を検証します。『2023年の人をタイムスリップさせたら、未来のことをどれくらい当てられるか!』という説です。では、検証開始!」
3人の男にクイズ番組の道具を配られた。そしてクイズが開始した。
第1問!「2050年に、空を飛ぶ車は、あるでしょう!YESかNOで答えなさい!」
ルールをわかった3人が、それぞれ答えた。YES2人で、NO1人。
第2問!「2050年に、AIDSは消滅されたでしょうか!YESかNOで答えなさい!」
YES1人で、NO2人。
第3問!「2050年に、日本代表はワールドカップ優勝できたでしょうか!YESかNOで答えなさい!」
YES1人で、NO2人。
こうして10問を答えさせた。
ここで変な声がまた登場。「お疲れさまでした。では今日の収録は終わります。あなた3人を2023年に戻します。今日は協力していただき、真にありがとうございました。番組の放送は、2050年12月14日となるので、答え合わせはそのとき!ぜひお楽しみに!」
密室が暗くなり、3人の男は意識がなくなり、タイムスリップマシンに搬送された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます