第5話 好きなものを使うお金と生活の為に使うお金(1)

ーーーこどもをもつ家庭において、心を休められるというのは、ある意味男性の特権だったのかもしれないと思った。


いつも行けてた仕事が今日は行ける気がしなくて、でも行かないといけないと悩みに悩んで、途中下車してしまった。「わりかし、柔軟に対応してくれる仕事なんですね!」と整体にいったときに言われた言葉が刺さる。

一般的にいう働き方ができないのだ。


途中下車して、休むことを連絡して、「あぁ、なんかうまくいかないなぁ」と自分を軽く嫌悪しつつ、「うまくいかそうと思うとストレスかかるなぁ」とひとまず身も心も健康にいきたい、その思いを大切にした。自分を大切にすることを、見えない空気感、社会が許してくれない。「なんでこの時間に、カフェで本読んでるの?」「なんでこの時間に買い物してるの?」そんな目を感じてならない。


普段できていたことができていない生活が続いている。それは家事育児の役割増しもそうだけど、仕事のプレッシャーもあってゆとりがない。せかせかしている。自然と歩くペースが早くなってしまうのもそうか。

普段できてたことってなんだっけ。そうやって、サンマルクで本を読んで、大きな本屋さんをうろうろした。


あ、タイトルのこと忘れてる。

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あたまをかきながら書く日々。 @honyomitai46

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