惑星アナトリアで邪神と戦った聖女《セインテス》は、世界と仲間たちを守るためにその力を使い果たし、己の力も記憶を失って赤子になってしまう……。とここから壮大なストーリーがはじまります。
聖女シナノは孤児の少女シェリルとして生まれ変わり、かつての聖女だったときの記憶もなければ、自らの力を思うように制御できません。
しかしシェリルは自身の運命を受け止め、恩師や仲間たちの支えを受けながらも、すこしずつ成長していきます。
1章はシェリルが育った村から旅立ちまでのお話。
2章は舞台が移って魔導学院での生活。
そして、3章では本編のスピンオフに当たる外伝の登場人物たちが物語に加わるという物語にさらに厚みが増してきます。彼らがストーリーにどう関わってくるのだろうと、ワクワクします!
この作品では魔法や精霊、人間だけではなくエルフや獣人族も登場したりと、ハイファンタジー好きな方には気になる設定や単語がたくさん出てきます。個性豊かなキャラクターも多いので、推しのキャラが見つかるかも……??
王道ハイファンタジースキーさんはぜったい好きになる作品です。
『惑星アナトリア』で起こった、すさまじい戦い。
それは『四大精霊』VS『アニマ』の争いでした。
それから5000年。
孤児として生活している、少女シェリル。
強大な魔力を内に秘めている彼女は、かつての戦いにゆかりのある者です。
ただ、シェリルには戦いの記憶はありません。
再び『アニマ』の脅威が迫ろうとしている今。
本人すら知らないシェリルの特別な過去を知り、彼女を大切に育てようとする人々が出てきました。
そんな人々に見守られ、育てられるシェリルの未来は?
壮大な構想で描かれる、ファンタジー。
精霊・賢者・エルフ、そして魔法、と、ファンタジー好きにはたまらない要素がぎっしり詰まっていますよ。