第2話 いい夢見てる時は大体、良いところで目が覚める
ボロアパートの4畳半の部屋に深夜に男が2人で話し合っていた。
ものすごい、剣幕で乗り込んできた田中の事情を聞いた八木教授は、笑いを堪えながら答えた。
八木教授「へ…へえ。もう少しで、夢の中で告白されそうな時に俺の送ったライン音で目を覚ましたって事ね…へえ…」
田中「おい!何ドン引きしてんだよ!!」
八木教授「いや、夢の中でしょ?告白されても夢の中だから付き合えるわけじゃないじゃん。それをめちゃくちゃな剣幕で怒られても…ねえ…」
田中「そこじゃねえよ!!いや、そこもあるけど、そこじゃねえよ!!!深夜に連投ライン送るんじゃねえよ!!」
八木教授「いや。暇だったからつい。」
田中「軽いノリで爆睡のゴールデンタイムじゃますんじゃねえ!!?」
八木教授「いや。ちゃんと、緊急事態だと送ったのにも理由がある!」
田中「え?まじすか?」
八木教授「天才?八木教授の課外授業の連載完結したじゃん。」
田中「あー。たしかに、無駄に駆け足で完結しましたね。なんか、力入れたらしき最終話未だにPV数0のなんとも言えないやつですよね」
八木教授「で、ほかの連載している小説って、ふざけた事ばっか書ける内容なやつじゃないじゃん。正直、こんなんでも真面目に書こうとしてるから、気を張りながら書いてるっぽいから文章書く手が止まるじゃん。だから、この天才?八木教授の課外授業のメインキャラクターを使って、基本セリフパートだけの息抜き小説を書こうって思いついた訳」
田中「なんすか…そのバリバリメタ発言の代弁…。」
八木教授「まあ、ストーリーとか考える必要ないから、普通に書くよりかはこんな感じの方が書きやすいとからしい」
田中「要件は分かりました。ただ、作者…!!てめえのエゴで俺の夢の告白邪魔してんじゃねえぞおらぁぁぁっ!!!」
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