朝、居眠り

意識が落ちて

目を開けて

また閉じる


木々の緑が巨大な生き物のように

ざわざわと揺れる音が

心のざわめきのように聞こえる


まだ目が覚めない

意識が朦朧として

妄想と現実が混濁していく


隣にさっきまで貴方がいて

そんなはずはないと目が覚める

また瞼が落ちて貴方にあう


浅い眠りの中に浸って

冷水のような目覚ましで起きた私

日は陰り、風が吹いている


電車は止まらない

ゆりかごのように揺れて

私はまた居眠りをする

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