【シーン7:調査】④
※7日目である。この時点でPC達は各人1回の行動権を残した状態で、この時点で調べられる情報項目を全てクリアーしてしまっていた。
購入判定も可能であると促したが、優先してデータ的に買いたいものもないしな……とのこと。
であれば既に情報を得た調査項目を別のNPCと協力して調べ直してみてはどうか、という話になった。PC達は前回とは違った側面から、謎を追っていく。
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美堺 菜麻:資料調査:『ブロークンスマイル』吾妻夏稲について 〈情報:UGN〉
美堺 菜麻:共同調査NPC:田岡 夕比
「【NPCサポート】田岡夕比:判定後に振り直しが1回可能」が使用できる。
GM:1度情報を調べている判定なので、難易度11で判定してください。
美堺 菜麻:3dx10+2
<BCDice:美堺 菜麻>:DoubleCross : (3DX10+2) → 5[3,5,5]+2 → 7
美堺 菜麻:田岡能力使用 振り直し
美堺 菜麻:3dx10+2
<BCDice:美堺 菜麻>:DoubleCross : (3DX10+2) → 9[3,7,9]+2 → 11
難易度11を達成、調査成功。
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※わりと難しいところのある判定を無事達成し、歓声があがる。
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GM:田岡から生前の吾妻夏稲の話を聞くことができました。
田岡 夕比:「ふ~ん、良く調べ上げたもんだねぇ~」
田岡 夕比:のんびりした口調で調査資料に視線を落とす。
田岡 夕比:「あの子はさ~~、元々ボキの部下だったんだよねぇ~」
田岡 夕比:「あんまり人付き合いが上手くない子でさ」
田岡 夕比:「……人付き合い下手そうといえば、チミもだよねぇ~ミサピー」
美堺 菜麻:「これでも頑張っている方ですよ。その証拠に、ほら。グレーゾーンの子とも仲良くできています」
田岡 夕比:「あ~~~~、それは確かに~~。ちょっと驚いてるよ。やるじゃん」
田岡 夕比:「ま、やっぱボキ達を人たらしめているのは人との繋がり、絆だからさ」
田岡 夕比:「人付き合いはそこそこ上手くできないとねぇ~~」
田岡 夕比:「……あの子は、人付き合いが下手だったからこそ」
田岡 夕比:「できた人との絆を過度に大切にしてしまうヤツだった」
田岡 夕比:「適当に流しておけば……グレーゾーンにならずにも済んだかもしれないのにね」
美堺 菜麻:「それだけのことを知っているのなら、彼女がグレーゾーンになったキッカケの少女のことも知っていますよね?」
美堺 菜麻:「どんな子でしたか?」
田岡 夕比:「ん?ああ……」
田岡 夕比:「ぶっちゃけ速攻でアレは
宵野間 灯:自分の左腕を逆の手で強く握りしめる。
田岡 夕比:「屈託なく笑う、可愛い子だったよ」
田岡 夕比:「それはつまり……人に取り入るのが上手かったヤツ、ってことだ」
田岡 夕比:「あれはあれで……生きたくて必死だったんだろうね」
GM:キッカケの少女……問題のレネゲイドビーイングと吾妻夏稲は深く関わりすぎてしまった。そしてそれを自ら手に掛けたことで、吾妻夏稲は心の安定を保てなくなったのだ、と田岡は言う。
美堺 菜麻:「生きたくて必死だった。でもその必死さが他に害を与える。ぶっ殺すしか方法がなかった」
美堺 菜麻:「彼女は割り切れなくて堕ちてしまったのですね」
美堺 菜麻:「そういう意味では彼女の傍に貴女がいて正解だった気がします」
田岡 夕比:「ん~~~……」
GM:バツが悪そうに考え込む田岡。
田岡 夕比:「まぁ、話してもいっか」
田岡 夕比:「あの子、死亡するちょっと前に……妙な侵蝕率低下の兆候が見られてたんだよね~」
田岡 夕比:「もしかしたら……彼女の侵蝕値の高止まりは……心の在り方の問題だけじゃなく……特殊な何かがあったんじゃ、ないかって」
田岡 夕比:「……」
田岡 夕比:「ま~~~~~~、そんなこと思ったりもしたけど、ボキ、あの子がグレーゾーンになってから距離置いちゃったからなぁ~~~」
田岡 夕比:「傍にはいなかったんだよなぁ~~~~~」
田岡 夕比:「そしたら死んじまってさぁ~~。色々考えたのも無駄になっちゃったなぁ」
美堺 菜麻:「あっ、いや傍にはって言うのは」
美堺 菜麻:彼女、吾妻夏稲がグレーゾーンになる前。
そもそものキッカケの場に貴女みたいな情に流されない人間がいてくれてよかったって意味だったんだけど。
美堺 菜麻:「……まー、いいか」
美堺 菜麻:別に今回の件と関係無いし。
無責任とか言っているこけし女からそれなりの本音も聞き出せましたし。
美堺 菜麻:「取りあえず嘘や隠し事無しに話してくれたこと感謝しますよ田岡ちゃん」
田岡 夕比:「別に~?単にチミらも気をつけなよって話」
田岡 夕比:「多分あの子、強敵を前にして、自分の中の人との絆を大切にし過ぎちゃったんだよ」
田岡 夕比:「それでそのまま死んじまったってワケ」
田岡 夕比:「……まぁ、んなヤツだから印南はアレを信奉してたのかもしんねぇけど(ボソッ)」
田岡 夕比:「ほどほどに割り切って、死なないようにね、みっちょん。よっぴー。死んだら元も子もないんだからさぁ~」
田岡 夕比:ははは、とだらしない笑いを浮かべてみせる
宵野間 灯:「よっ……!?」
美堺 菜麻:「愛称ブレッブレですね。ねっ、よっぴー」
顔はまだちゃんと見れない。
宵野間 灯:「やめてください……」
若干顔を引きつらせてる。
美堺 菜麻:「ッッッヒヒッ」
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宵野間 灯:聞き取り調査:吾妻秋穂の来歴 〈情報:ウェブ〉
宵野間 灯:共同調査NPC:二郷友典
「【NPCサポート】二郷友典:判定前にC値-3」が適用。
GM:目標値8で判定してください。二郷はパワーアップしているので、C値7で判定できます。
宵野間 灯:8dx7+12
<BCDice:宵野間 灯>:DoubleCross : (8DX7+12) → 10[1,2,6,6,8,8,10,10]+10[3,5,6,10]+1[1]+12 → 33
難易度8を達成、調査成功。
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GM:現地のジャームに関して調査を再度行いました。
GM:特に新しい情報が見つかることは無かったのですが……
二郷 友典:「これ……今すぐにUGN全体に情報共有すべきじゃねぇか?」
GM:印南と違い、二郷は情報共有を提案しました。
宵野間 灯:「けど、印南さんはあまり公開するべきではないと……」
ちらっと美堺を見る
美堺 菜麻:「私は印南ちゃんと同じで共有は避けた方がいいかなと思います」
二郷 友典:「ああ?なんでだよ。こんなやべぇもん、全員が知ってた方が対応も覚悟もできんじゃねぇか」
宵野間 灯:「裏切り者がいる可能性があるみたいです……」
美堺 菜麻:「もしその裏切り者の耳に入ったら対策の対策を取られちゃうかなって」
22:15:二郷 友典:「……」
二郷 友典:「あーーーー?」
二郷 友典:頭くしゃくしゃ
二郷 友典:「分かんねぇーーーーー!」
二郷 友典:「わーーーった、わーーーった。ダメだ。対策の対策の対策とか、裏の裏の裏とかよぉ!俺は分からねぇ!」
二郷 友典:「その辺はお前らを信じて任せるぜ!」
美堺 菜麻:「二郷ちゃんのそういうところ私好きですよ」
二郷 友典:「おう。俺もおめぇらがす……気に入ってっから任せるんだ」
二郷 友典:「それこそ裏切り者だったら許さねぇからな!」
宵野間 灯:「ふーん……」(ジト目)
美堺 菜麻:「ふーん(ジト目)」
二郷 友典:「!」
二郷 友典:「な、なんだよ!もう俺は行くからな!」
二郷 友典:「ったくよー!」
二郷 友典:のしのし立ち去っていく
美堺 菜麻:「……二郷ちゃんって結構ウブですよね」
宵野間 灯:「そうですね」
GM:ではさて。情報調査項目が全て解放され、行動権を消費しきったので、シーンを切り替えます。
~シーン終了~
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