【シーン5:疑惑】
シーン5:疑惑 シーンPC:PC➀ 美堺 菜麻 PC②も登場可
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登場侵蝕率上昇判定
美堺 菜麻:1d10
<BCDice:美堺 菜麻>:DoubleCross : (1D10) → 1
美堺侵蝕率:45
※前シーンと同じ理由で今回は宵野間が登場保留。勿論、途中での登場も問題ない。
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GM:簡単な調査を行う。内容は以下。
○資料の整理:犯行場所について 〈情報:噂話〉〈知識:レネゲイド、医療〉難易度:10
使用できるNPCサポートは以下の3つ。
【NPCサポート】吾妻 秋穂:判定前に財産ポイントを2点得られる
【NPCサポート】対魔忍:判定前に判定に求められる技能を同じ能力の別技能に変更できる(例:求められているのが〈交渉〉の場合、同じ社会の〈情報:UGN〉に変更できる)
【NPCサポート】田岡 夕比:判定後に振り直しが1回可能
美堺 菜麻:【NPCサポート】対魔忍、吾妻 秋穂 使用
美堺 菜麻:判定を情報:UGNに変更
美堺 菜麻:2dx10+2 情報:UGN
<BCDice:美堺 菜麻>:DoubleCross : (2DX10+2) → 10[6,10]+2[2]+2 → 14
GM:成功!
GM:以下の情報を整理、取得できた。
GM:犯行は毎回複数箇所で発生し、いずれの現場においても広範囲の破壊を伴っている。
その場に居合わせた民間人、周辺のビルや家屋、公共施設などが被害に遭っている。
これによりUGNはそれらの後処理に人員を割かねばならず、結果として次のテロ攻撃への対応が難しくなっている負の循環が生まれている。
GM:さらに、襲撃されている場所における僅かな関連性、有意差を見つけた。
GNの研究施設、アールラボをはじめとするレネゲイドウィルスの研究機関が存在する区域での事件発生率が高い。実際、幾つかの研究施設は破壊されている。
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~対策室~
GM:山ほどある資料と格闘している美堺のところに、1人の女が近づいてきた。
チームメンバーの1人、田岡 夕比だ。
田岡 夕比:「はい、どうぞぉ~~」
GM:彼女はそう気の抜けた声音で持っていた飲み物を差し出してくる。タピオカの入ったミルクティーのようだった。
美堺 菜麻:「あっ、ありがとうございます田岡ちゃん」
資料を捌く手を止め差し出されたドリンクを受け取る。
美堺 菜麻:それを少し見つめ。
美堺 菜麻:「…………タピオカってウシガエルの卵に似てますよね」
印南の忠告を思い出しすぐには飲まず机の端に置いた。
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※タピオカに扮した魔眼を用いて不意打ちを仕掛ける、それが田岡の常套手段であることを知っているPLニヤは当然のことながら警戒していた。
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田岡 夕比:「え~~?」
ニヤニヤと笑いながら、椅子を引っ張ってきて隣に座る。
田岡 夕比:「なに~?疑ってるの?」
田岡 夕比:飲む様子がないのを見て、にやにやしたまま尋ねる。
美堺 菜麻:「そうですね。疑っています」
美堺 菜麻:「けれどそれは田岡ちゃんだけではなくみんなに対してなので安心して下さい」
美堺 菜麻:「田岡ちゃんこそ、そんな風に勘ぐるってことは何か疑われるようなやましいことでも考えているのですか?」
田岡 夕比:「ん~~?いや、奇遇だなぁって」
田岡 夕比:「ボキも疑ってるんだよねぇ。チミのことをさ。美堺リーダー?」
田岡 夕比:「だってチミは、見るに……やり過ぎちゃう女……でしょ?ww」
田岡 夕比:「ジャームかどうか判断するのに、1回ぶっ殺したら良いっていうタイプ~~的な?」
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※ジャームかどうか判断するのに1度殺害して、リザレクトするかどうかの反応を見れば良いという思想はかつての田岡の思想である。流石に今はその辺り落ち着いた。
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美堺 菜麻:「…………ッッッヒヒッ」
美堺 菜麻:「私ってそんなサイコ野郎に見えます?」
美堺 菜麻:「だとしたらちょっとショックですけど」
美堺 菜麻:「最悪、本当に最悪『死なない程度』であればぶん殴って確認するぐらいはいいのではないかなとは思いますね」
田岡 夕比:「見える~~~~~~瞳孔開きっぱなしのガンギマリ女~~~」
美堺 菜麻:「……もしかして田岡ちゃん、私をキレさせようとしています?」
田岡 夕比:「……」
田岡 夕比:「まぁ、確かにどれくらいまで甘やかしてくれるのかなっていうラインは知りたいんだけどぉ~」
田岡 夕比:「それよりも、そうだねぇ~、このチームのリーダーと仲良くなっておこうかなぁっていう下心、かな?」
美堺 菜麻:「……田岡ちゃん友達少ないでしょ?」
田岡 夕比:「www」
田岡 夕比:「ん~……それなりの期間UGNにいて友達がいる奴の方が、ボキ的には珍しいよ」
田岡 夕比:「……」
田岡 夕比:「チミも少なそうだよね。処理班で担当したグレーゾーンを半殺しにしたって、外部でも噂だよぉ?」
美堺 菜麻:「あー……やっぱり知られてますよね、それ」
美堺 菜麻:「…………」
美堺 菜麻:「……本当は私も半殺しになんてしたくなかったんですけどね」
美堺 菜麻:「オーナーである私が先に手を出してなかったら、きっと他の誰かが彼女を処分しちゃってましたから」
美堺 菜麻:「……小さな子だったんですよ。今回参加してる宵野間ちゃんよりも。見た目も年齢も」
美堺 菜麻:「コンビ組んで、仲良くやっていこうとしてた矢先の暴走で、オーナーとして、最後まで面倒見てあげなきゃって思ったらなんか、手が出てて」
美堺 菜麻:「…………」
美堺 菜麻:「……ッッッヒヒッ」
美堺 菜麻:「これじゃどっちがグレーゾーンかわかりませんね」
美堺 菜麻:「ただ私は暴走させてしまった責任を取りたかった」
美堺 菜麻:「あの子だけを化け物にしたくなかった」
美堺 菜麻:「私にとっての手を出すとか口を出すとかっていうのは、そういうことですから」
田岡 夕比:「……」
田岡 夕比:「へっへっへ、真面目さんだぁ」
田岡 夕比:「できないなぁ。そういう全部に理屈つけて、背負いこもうとするの」
田岡 夕比:「そうやって真面目にやってて、潰れちゃった奴を何人か見てきてる。チミがそうならないと良いけど」
田岡 夕比:へらへらと笑ってドリンクを啜る。
田岡 夕比:「でも、ま。なるほど。チミがちゃんとした奴ってのは分かったよ」
美堺 菜麻:「ッッッヒヒッ、田岡ちゃんはなんだか適当ですね。だからまだ生きているんでしょうね」
田岡 夕比:「ん~~……ま、そうかもね」
田岡 夕比:「でも適当に生きるのも色々大変なんだよねぇ~」
田岡 夕比:「こうやってボスが命を預けるに足る人物かどうか値踏みしたり、さぁ~~」
田岡 夕比:ふらっ、と1歩下がって、自分のデスクの方へと向かおうとする。
美堺 菜麻:「人によってはクソ煽りこけし女って思われてそうですもんね」
美堺 菜麻:デスクへ向かおうとする田岡を呼び止めることもなく、話が終わったと認識して資料に目を落とす。
美堺 菜麻:「値踏みは大事です。命を預けるのであれば特に」
美堺 菜麻:「……万が一、私がぶっ殺されたらあとはよろしくお願いしますね」
田岡 夕比:「ん~~?」
田岡 夕比:「やだよぉ、そういう約束は負わないことにしてんの」
田岡 夕比:ひらひらと手を振って
田岡 夕比:「ぼくは
田岡 夕比:「ちなみにクソ煽りこけし女とか、初めて言われたぁ~~ウケる~~~~w」
GM:ヘラヘラ笑いながら去って行く田岡であった。
~シーン終了~
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※このシーンの途中で2日目が終了。オープニングで触れきれなかった2人のPCのオリジン部分を語ってもらって、いよいよ物語は本格的に動き出していくことになる。
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