第28話
商業ギルドで調味料の売却を終えて、一息ついていた飲み屋でワシ達は、酒を呑んでいた者達の会話が聞こえてきたのだ。
(オルガ国と隣国のエクスタシ国が合同で、ケベス国の奪還に動くって話だぜ)
(おいおい、それは本当かよ)
(どうも、ケベス国の北にあるオーガズ国も一枚噛んでるとか言う話だぜ)
(ケベス国を取り囲んでいる連合王国の王国が総出で、ケベス奪還作戦をするのか?)
(そう言うことだな)
(行商人は話が早いね。こっちとしても商売に繋がる話は助かるよ。ほら、もっと呑んでおくれよ。序に今夜とかどうだい?)
(今夜、後ろの穴は簡便してくれよな。そしたら考えるぜ、お譲さん)
(ちっ……)
~*~*~*~
聞いたか今の話……
「「「はい!」」」
リーゼ・ミミ・ヴィヴィアンは力強く頷きワシに向き直っている。そして、ジョセフィーヌ・マリーアンヌはアワアワしていて、どうして良いのか分からないと言った感じだった。
「オジサマ、ケベス奪還作戦に従軍しましょう。そして、私の名前を連合王国に轟かすの」
従軍と言っても、ワシは戦えないぞ。
「大丈夫です。ご主人様、従軍する人達の中には一般人も居ますから、聖職者・行商人・町医者・娼婦・映像配信者なども居ますから」
ワシ達は映像配信者で従軍するって事だよな?
「そうですよオジサマ、リーゼが配信送信主で、私が相方送信者って事になってます。だから、ビックな情報を映像ギルドに送れれば、それだけリーゼの名前が連合王国中に売れて有名人になれるのです」
ワシの役割って、この場合はどうなるんだ?
「オジサマは、リーゼ映像配信班の副官的な立場かな?」
「オジサマが副官なら、私の相方って副官ではないの?」
よし、分かった。ワシは二人のアドバイザーって事だな。
「「ばどばいざー?」」
アドバイザーな。まぁ、相談役って事で理解してくれ、相談・助言・手助けをする役目の人物の事だな。
「助言や相談する役目の人のことね」
「分かったよオジサマ」
「あの……私にも何か役目はあるでしょうか?」
ヴィヴィアンの役目は、ワシの使用人では駄目なのか?
「映像の録画とかできる?それか、戦闘とかは?」
「いえ、映像の録画も戦闘も出来ません……」
いえ、ヴィヴィアンにも役割はあるぞ。それはな、道先案内人と言う大事な役目が三人にはある。だから、ケベス国に着いたら働いて貰う事になるぞ。
「「「はい、頑張ります」」」
(――――でよぉ、作戦の開始が近いって事でな、パコリーヌ平原に向けて進軍する為に、各国の国境に軍が集結しているらしぞ)
(でもよ、此処の領軍は、数日前にケベス国に単独で攻め込んで、酷い目にあって帰ってきたばっかりだぜ。この領地からは軍は出せないだろうな――――)
(隣の領地からは領軍と国軍が、ケベス国に向うって話よ)
おい、リーゼ、隣の領地って北なのか南なのか?
「分かんないわオジサマ、でも街道があるのは、この領地しかないから、後は険しい山岳になってて、とてもじゃないけど大軍で進める道なんってないわよ」
そうなると北と南の領地から、街道のあるこの地に向っていると言うことだな。
「そうだと思うんだけど……もしかしたら、北にあるエクスタシ国とケベス国に跨ってあるヅコパコ平野から進軍するのかも」
「ご主人様、ヅコパコ平野には大きな川があり、そこが国境と決めていたはずです」
ジョセフィーヌ、その川の水深は深いのか?
「オルガ側の方は上流になっているので、浅瀬もあるかと思います」
そうか、ありがとうジョセフィーヌ。
(ニコリとジョセフィーヌは微笑む)
この領地の国境を見て、軍がいたら従軍する。もしも、軍がエクスタシ国だったら、エクスタシ国との国境に向うしかないだろうな。
「そうだよねオジサマ、この領地の国境を観に行きましょう」
「今からでも向う?」
今からか?出来なくは無いが、今日中に着くかは不明だな。
この町まで徒歩で三日かかった。車で行くとなると一日は見た方がよいだろう。そうなると野営を一泊する事になるな……あっ、前線基地で、あの騎士様にでも話を聞けば、あるいは何処で会戦するのか聞けるかもしれんぞ。
「えっ、オジサマって騎士様と知り合いなの?」
「オジサマ凄い♡」
もしも、騎士様に話しを聞けなくても、あの下士官でも良いだろうな。でも、シスターに見つかると面倒だから、教会にだけは近づかない様にしよう。
「オジサマどうしたの?」
「顔色が悪いですよオジサマ。私が癒して差し上げます」
ミミは、そう言うとテーブルの下で裸足になり、ワシのズボンのチャックを器用に下ろし、肉棒を足で弄りだしていた。そして、ズボンの中で弄ばれた肉棒は、徐々に刺激が増していった事で、立派な肉棒へと成長してしまう。
隣で股間を見ていたマリーアンヌとジョセフィーヌは、肉棒が飛び出してくると、ミミの足と一緒になってワシの肉棒を弄び始めてしまう。
よせ、此処は店の中だぞ。
三人はワシの制止も聞かず、只管に肉棒をしごき、揉み、指で裏筋を丹念に摩ってくれていた。
ワシは、公衆の面前で、一人だけ羞恥プレイをされた事が恥ずかしくなり、テーブルに手を置いたまま俯き、周りにばれない様にと祈りながら、三人の攻めが終わるのを待っていた。
「「ご主人様、早くイッてくださいませ」」
ジョセフィーヌとマリーアンヌは、ワシの両耳に囁きかけてきた言葉がこれであった。
我慢たまらんわ……
ワシが痙攣すると、直ぐに両隣で控えていた二人が股間に顔を近づかせて、ワシが出すミルクを口と舌で受け止めようと、股間に顔を埋め出していた。
「マリー、ジョセ、何をしているの?」
ヴィヴィアンは、一人だけ分かってはいなかった。
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