第14話

 冬用シュラフを取り出すと、二人に説明を始める。


 ワシの冬用シュラフは動けるタイプで、顔の部分にマスクみたいなカバーが付いている。そして、優れた点がもう一つ、チャックが上、中、下と三つ付いているのが特徴だった。下のチャックは股間の後ろ腰の部分までがチャックになっていて、シュラフに入ったままでもトイレも出来るし、行為も行える優れものであった。


 二人のシュラフからは、肉棒が外に出されており、ワシも負けじと肉棒を外にだして対抗してしまう。だが、長さと太さが違うからワシだと直ぐにばれてしまう。


 顔カバーをした二人の区別は付かない、肉棒だけで判断するのはワシには無理であった。


 顔カバーをするとガスマスクをしてるみたいになり、傍から見ると怪しすぎて、違和感しかない。でも、この顔が見えないのも燃えてくる。どちらを相手にしてるのか分からない、それが逆に燃える。


 チャックが三つもあるから、アソコを丸出しにしたまま、胸を出すことも出来る。一部の露出だけなので、風邪を引く事もなく、内部に貯まった熱も外に排出する事ができる。この冬用シュラフを考えた者は、冬山で行為をする事を前提に考えて製作したのではないかと邪推してしまう。


 ワシが買ったのは、たまたまだが、買って正解であったとつくづく思う。


「オジサマ、この服ってブカブカしてモコモコになる」

「でも、寒くないね。服を着たままでも出来るのがいいよね」


 ワシは頷き、胸を放りだしている、リーゼ?ミミ?どちらかは不明だが揉む。


「っあぁっんっ、オジサマ、大好き」


 答えはミミであった。


 顔を隠してのプレイなど、変態レベルのプレイと呼んでも差し支えはない。だが、それが燃える。ワシは変態ではないが、特殊プレイが少し好きなだけの好々爺なだけである。


 二人用テントで行為を三人でするのは、少し手狭であるが、二人が重なれば出来ない事も無い。だが、テントが壊れそうではある。どうしたものかと思案するが、代案もなければ打開策も思いつかなかった。


 ワシはテントの外に出ると、タバコに火を付け一服を始める。二人には先に行為を始めててくれと言っているので、ワシが居なくても二人で盛り上がるはずだ。


 コーヒーを飲む為にお湯を沸かし、カップに粉を入れてお湯が沸くのを待っていた。そうしている間に、テントが揺らぎはじめだし、リーゼとミミの行為が始まったのだと悟る。


 仄めかし喘ぎ声がテントから漏れ出し、二人が燃え上がっている事が分かる。ワシは顔を綻ばせ一人で頷いていた。お湯も沸いたからコーヒーを淹れて、熱いコーヒーをチョビチョビ飲み始めた時には、テントの揺らぎの激しさも増していた。


 テントの入り口を見ると、可愛らしいお尻がテントから食み出してはみだしており、プリプリのお尻がワシの目に入る。


 ワシを誘う為に、わざとしているのかと思うと、肉棒が滾りたぎり立ち尻に突き刺せと肉棒が吼えている。


 テントから食み出した尻を眺めると、鵯越えひよどりごえの体位をしている様だった。ワシは外からテントの中を覗くと、二人は体位を変えながら激しさを増していく。体位の抱き上げ、つり橋、浮き橋をしていく、攻め手は中々のテクニシャンである。どちらかは分からないが、中々にやりおるわ。


 二人の体位が深山みやまに移った時に、攻め手が受け手に乗っかった状態になった事で攻め手のお尻がテントの外に飛び出してきた。ワシは下から二人の接続部分を覗き込み、どちらに接続されているかを確認した。すると尻穴の方に挿入されている様で、前の穴からは愛液が溢れだし、尻穴を汚している。


 攻め手の肉壷から愛液を手で掬うと、ワシの肉棒に塗りたくり、ワシは攻め手の尻穴目掛けて肉棒を挿入していく。するとミミの声が漏れ出して聞こえてきた。


「オジサマ、私を攻めてくれるんですか、嬉しい」


 攻められていたのはリーゼみたいだな、ワシはミミの体に身体を押し付けはじめ、アソコを圧迫してやる。ミミもリーゼもワシの圧迫がきつかったのか苦しそうな喘ぎ声を漏らしはじめる、だが、仄めかしい喘ぎ声が漏れ出してくる。


 二人の獣に似た喘ぎ声を聞きながらワシはミミの尻穴を容赦なく攻め立てる。


「っお゛ぉ゛ぉ゛っ、オジサマの大きい♡」


 ワシが腰を振れば、ミミの腰も動き、リーゼの尻穴に衝撃が伝わる。


「オジサマ、ミミ、凄いの、私の穴が壊れちゃうの♡」


 リーゼも喜んでいる。ワシは腰の動きを早めると、二人の穴を刺激して行き、ミミの胸を弄りながら乳首を探し当てていた、


「私の胸を揉んでくれるのオジサマ」


 ミミの大きな胸を揉めるワシは幸せ者だ。


「嬉しい♡」

「オジサマ、私の胸も揉んでよ♡」


 いや、リーゼの胸も揉みたいのだが、手が届かないぞ。


 リーゼはミミに持ち上げて貰うと、深山から首引き恋慕くびひきれんぼなのか帆かけ茶臼ほかけちゃうすみたいな体位になり、ワシに胸を触って貰う事が出来ていた。リーゼの腕はミミの乳房を掴み、ワシはリーゼの乳房を掴んでミミをサンドイッチにしていた。


「苦しい……」

「ミミごめんね」


 リーゼを倒さない様にする為に力を入れていたのだが、その弊害はミミにきていた。ワシはミミの首に舌を這わせて舐め上げてから、耳元で囁く。


 すまんミミ、もう少しだけ我慢してくれるか。


「はい♡」


 ミミの艶やかな声を聞くと、ワシはミミの首筋を強く吸い上げて、ミミはワシだけのミミである証を刻み付けた。


 



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