名付けとその思いと願い

「まずは名付けは誰がやって居るか・・・その答えは『俺だ』。

それぞれの期生のテーマを考えてるのも俺。どういう理由で付けたのかも俺が全部考えてるよ。」

しみじみと頭の中で思い出しつつ語っていく。


「1期生。猫目 猫 ルミネ・フローライト 祇灯(しとう) りん。ここで察しが良い人は気が付いたと思うがテーマ鉱石だ。」


猫目石 フローライト=蛍石 シトリンこれが1期生に与えられた鉱石の名前だ。


コメント

・なるほど鉱石

・でも付けた意味はほかにあるんでしょ?

・ノコさんがただ鉱石で良いかって理由で名付けはしてないでしょ

ネス・本当によくここまで考えるわ・・・って感じに名付けておるからなこやつは・・・

・ほう・・・聞くのが楽しみだ・・・


「1期生・・・それは会社にとって一番最初の【宝石】だ。俺たち会社の経営陣やそれを支えるスタッフ陣そして所属を決めてくれたVtuber達、それらすべてが最初から【宝石】ではなく【宝石】になる前の【原石】だ。皆で一緒に【鉱石】である自分たちを削りだし「原石」にし、そこからさらに自分たちの技術を磨き上げ【宝石】にする。そういう意味と願いを込めた名前だな。」


1期生の名前への想いと自分たちへの思いが込められていた。

これから自分たちはこの子たちを磨き上げて行く。そして自分たちも磨いて行かなければならないそういう重く想い思いだった。


コメント

・思いが重いけど愛がすげぇよ・・・

ネス・本当よく考えられてるんじゃよ・・・ウチらはそうでもないがな

・所属Vtuberを宝石の原石と考えてきちんと磨き上げ抜く意思は嬉しいと思う

・その思いのもとできちんと磨き上げられた1期生が今居る

ルミネ・本当に・・・私達が今のアルヴィオンの前線に立ててるのはスタッフやマネちゃん達のおかげだと思う・・・本当に感謝だよ・・・


「こっちこそありがとうなぁ。名前も何も知られてないVtuber会社来てくれて。」

「私からも本当に感謝するわ。」

「ウチも一緒に来てくれてありがとうにゃあ。」

ルミネ・私も猫に誘われなかったらこういう経験できなかっただろうし感謝だよ!


コメント

・てぇてぇなぁ・・・

・てぇてぇだなぁ・・・

・てぇてぇよねぇ・・・


そんなやり取りもありコメントもほっこりしたりそういう意味があったのかと言ってたり十人十色であった。


「さて次に行くか。2期生の名前だな。鴉羽アルト 鴉羽ハルト ルネ・ハミングバード。まぁこれは判りやすいわな。」


コメント

・鳥かー

・バード!

・これは判りやすいわなー

ルネ・bird( 'ω')

・果たしてこのテーマに込められた重い思いとわ・・・


「1期生ほど重たくはないと思うが・・・と言うか1期生への思いは自分たちへの思いと願いでもあるからな?とまぁ少し脱線したが2期生への思いは自分たちアルヴィオンと言う巣から力強く羽ばたいて欲しいという思いかな。」

「意外に普通だった。」

「本当に重くもなんともない普通の思いだった。」

「1期生への思いが当時居たスタッフ達への思いもあって重かっただけだったにゃ。」

「それはそうでしょ?全く無名の会社が輝こうと思ったらそれぐらいの思いがないと生き残れないのだからね?」


コメント

・普通に普通の思いだった

ルネ・だがその巣から飛び立つとは言っていないのです(゚∀゚)

・ルネ嬢?!

・いや実際飛び立つどころか帰巣本能全開で飛んで行っても帰ってくるしな・・・


「いやまぁ実際力強く羽ばたいてくれてるからスタッフ一同大感謝だわな。」

「「「全くその通りですねぇ。」」」

「社長の私としても本当1期生2期生共々会社の成長としても感謝だよ。」

「いや何かそこまで褒められると恥ずかしい・・・です・・・。」

「姉さんと同意見ですね・・・。滅茶苦茶恥ずかしい・・・。」


コメント

・テレ鴉羽姉弟可愛い

・クッソ可愛い

ルネ・アル姉ハル兄可愛い(*‘∀‘)

・妹に可愛いと言われる姉と兄


「2期生に関してはこんな所だな。1期生とは打って変わって普通の思いだ。次は3期生だが・・・これはまだ言わない方が良いだろう。デビューしてまだ半年ちょいだからな。」

ネス・まだ話す時期ではなさそうじゃな。じゃが時機を見て話すべきじゃろ。

「そりゃな。きちんと3期生の子たちが力強くなったら話す予定にするさ。」


コメント

・いつになるか分からないけど楽しみにしていよう

・発表日が楽しみですねぇ

イサナ・最初から見てました!待ってまーす!

・3期生もよう見とる

・本当アルヴィオン所属のVtuberは皆ええ子過ぎんか・・・


「お~。ちょっと不満かもしれんが楽しみに待っててくれー。」

「さて、最後の質問と言うか何と言うか大先輩からの提案が全てではありませんが終わりましたのでそろそろお開きと致しましょう!」

「「「はーい」」」

「もう遅い時間だからね、倉光はアルトとハルトを送って行きな。猫は・・・私が居るから大丈夫だね。寮組は場所の片付けののち直帰だよ。笹は配信終了処理を怠らないようにね!」

「「「「イエス・ボス!」」」」

「ではではリスナーの皆様、本日は長々とお付き合いありがとうございました!これより我々は片付け作業並行いたしますのでこれにて配信を終了いたします!ばいばーい!」


コメント

・ばいばーい!

・楽しかったでーす!

・笹ちゃんカワヨ・・・

・おつかれさまー!

・お片付け頑張ってねー!

・みんな気を付けて帰ってもろて


この配信は終了いたしました。


「よーし。配信はきちんと終わらせたなー。寮組は片付けに入るぞー。」

「アルトちゃんとハルトくん送ってきますねー。」

「配信機材片付けてきますねー。重い機材はよろしくお願いしまーす!」


こうして俺自身が知らない間に準備されていた卒業&デビューおめでとう配信が終わった。

思いのほか知らぬ内に皆成長していたんだな・・・と嬉しいのやら悲しいのやら・・・。


(週明けから引き継ぎ作業や色んな確認しないとな。さぁ忙しくなるぞ・・・。)



--------------------------------------

作者からの伝言(?)です( 'ω')


昨日は某コンシューマゲームのリメイクとMOの公式放送があったので全く進みませんでしたぁああああああああああ!!!

楽しみだったんだものしょうがないよね!あ ごめんなさい 許して叩かないで_(:3」∠)_

と言うわけでおっさんの裏方卒業回が終わりました。次回と次々回は少しおっさんの事を離れてのお話になります。

ちなみに作者もツチノコと一緒で齢が齢なので色々上下幅が激しいので気長にお待ちください_(:3」∠)_

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る