第21話 治療
蓮「あーやっぱり風呂はいいな!町並みも庭も景色がいいな!みんなほんとにありがとうな!!」
疲れきった俺はお風呂に入ってる。
魔物のみんなが俺のために用意してくれたものだ!お城のとはまた違った趣がある。
それにしても成長がすごいな。
あの地下、駐車場だけかと思いきやまさかのドライブスルーだった。
まぁ店舗の前に止められるよりよほどいいし、高級思考の店に出来るな。トラブルも回避できそうだ。
あと、店舗は二階かとおもおきや、三階があった。外からは見えない位置。
非常階段はあるが、基本エレベーターだ。
そこは屋上庭園のひろがる、特別な空間。都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅な空間だ。
旅館のような空間の建物も、間違いではなく、プライベート側に面した場所は俺のお客さんなんかを泊める迎賓館かな。店舗がわは、旅館そのものだな。さっきの屋上庭園とも繋がっていて、こちらも眺めはすばらしい。
っとまぁそっちはいいか。
蓮「まぁ最大の特徴は俺の領地とお城と地下で繋がってることだけどな。地下トンネルも、景色が楽しめるようになってるし。。とそろそろいくかな」
お風呂を堪能して領主邸へとむかう事にする。
外に出ると馬車が止まっていた。
セバス「お待ちしておりました。こちらへ」
グランド「それにしても、、すげーなここは。朝までと言うかさっきとおったときはなかったのに、」
ですよね~。俺も驚いてます。
蓮「あははっ。まぁアイテムボックス使って増すからね。こうポンポンと。」
グランド「理屈は分かるし、アイテムボックスの大きさが大きいやつがいれば確かにできんこともないと思うが、、、それにしてもぴったりな寸法と言うかここに合わせて作ったかのような、、」
グランドさん!正解!!
蓮「まぁ気にしたら敗けですよ。はよいきましょ」
と言うわけで、本日二回目の領主邸へとやって来た。
そのままセバスさん案内されて、通された部屋は食堂だった。
アリスもエマも居るみたいだね。
レオン「そちらにかけてくれ。せっかくだし、食事をしながら話そう」
アイリーン「妻のアイリーンよ。クッキーはとても美味しかったわ!!!」
ルーク「長男のルークです。よろしく」
蓮「蓮です。よろしくお願いします」
アイリーンさんは、美人でしっかりとした少し気のつよそうなそれでも優しそうな女性。クッキーがおきにめしたようで。
ルークさんはイケメンやね。爽やか好青年。
ええ家族やな。
レオン「でだ、レン君はあれがなんだか分かるか?私には死病にしか見えなかったんだが」
レン「そもそもの話、死病について、俺は分かってません。で、治療と言ったらいいのか直した感じですが、あれは病気じゃありませんね。」
レオン「病気じゃない?ならなんなんだ?」
レン「なんだと言われると、これも推測ですけど、感覚としては毒に近いものですかね。それよりもたちが悪いですが、人ならざるものに変えるものですね。あの身体に悪そうな、、瘴気と呼ばせてもらいますが、瘴気そのものか発生させるなにかを身体に入れて、身体に発生させたんだと思いますよ。あれは身体を蝕むと言うか魔核を蝕みます。感覚としては魔力に近い全く別のなにかですが。」
レオン「ふーむ。だが、風邪のようにだるさを訴えるところから始まって、からだの変色が始まるのと、偏食などはないが、突然その瘴気を吹き出すものがいるがその辺りなにか予想がつくか?そして死ぬまでも期間がちがう」
蓮「今回のは間違いなく前者ですね。どれくらいの期間かはわからないですが、徐々にひどくなっていくと思います。身体が変色しはじめたら症状は加速しますね。で、後者は、、、もう少し詳しく教えてください」
アイリーン「体調を突然崩してから、瘴気を発し続けるの。意識もないまま。それ以上ひどくもならずよくもならず、亡くなるまで発し続けるわ。前者の方はなおりはしないまでも、キュアや浄化は多少効果があって、進行を送らせることはできるの。後者はダメね」
蓮「んー。見たらなにかわかるかもしれないですが、現時点ではなにも、、、いや、待てよ。これならありうるか?んーその後者と、前者だとどっちが多いとかありますか?あと、発祥する前になにか変わったことはありますか?」
レオン「後者の発生件数のが少ないが、、、親父なのだが、俺はその時ここにはいなかったからな。少し待ってくれ。」
アイリーン「ごめんなさいね。せっかくの食事なのにこんな話にしてしまって」
レン「あー気にしないでください。おいしいですし、この世界の料理はなにげにはじめてなので、この野菜とかって種から手に入ったりします?」
アイリーン「種もだし、なんなら株分けも出来るみたいだから持ってく?」
蓮「ほんとですか?!!!是非!!」
アイリーン「お金には興味なかったのに食は食いつきがいいわね」
蓮「お金は稼げばいいだけなんでね。食材は見つけないといけない上に、ここみたいな高品質のものはなかなか街でとなると難しいですからね。」
アイリーン「それはあるかもしれないわね。その代わりおいしおものできたら私もご馳走してよね!アリスばかりずるいわ!がう君もラム君も紹介してよね!」
ラム「らむだよー」
ガウ「がうううー」
蓮「あはは。」
アイリーン「きゃーーかわいいー!おいでおいで!おばさんが美味しいのあげるから~」
アリス「お母様、、」
蓮「いっといで」
ラム「あーい!」
ガウ「がーう!」
レオン「話すスライムにブラックタイガーか。っと直接関係があるか分からんが、10日前に怪我をしているな。周辺の魔物討伐の時だからいつもの事と言えばいつもの事だな。すぐに治療されている。本人もそのあとまた討伐に参加してるのでたいした怪我ではなかったのだろう」
蓮「怪我、、、か。怪しさ満点だな。ん?と言うか父ってことはここにいるんじゃないですか?見せてもらった方がよくないですか?ここで考えててもらちが明かないですよ」
レオン「いやしかし、レンくん大分消耗してるだろ?それに性格的に見たら止まらなそうだからな。無理させるわけにもいかん」
蓮「あーそういうことですか。無理すると言うか限界は弁えてますから。正直なところ、皆さんには申し訳ないんですけど、前領主様に個人的な感情はないので、命を削って治せと言われるとそれはちょっとってなりますけど、自分のできる範囲で全力で治療はしますよ。これも、聖人君子とかじゃなくって、明確に俺の利があるからです。今ここで話し合っても答えがでないと一緒で経験しないと分からないこともありますし、治療が出来たにしろ出来なかったにしろ、俺の成長に繋がりますから。まぁ言い方を変えると今はお得かもですね。他で治療の機会があってすでに治せると確信してしまったら、やはり何かしらの条件が発生するかもしれませんし、、、俺しか治せないんであればどっかの生臭坊主みたいになるかのうせいも、あるかもしれませんが、、、まぁ今のは嘘偽りのない話です」
レオン「いや、そのスタンスのが信頼できる。なら一度見てもらえるか?」
蓮「分かりました」
ルーク「僕も見学してもいいかい?」
蓮「構いませんよ。」
と言うことで、病室へといどうした。
蓮「これは、、、あまりよろしい環境じゃないな。アリス、風でこの瘴気からみんなを守ってみて」
アリス「はい!」
蓮「あーちがうちがう、風で散らすのもなしじゃないけど、持たないよ。臭いの時と同じで、これをシャットアウトすればいい。、、、そそ!そんな感じね。」
アリス「ありがとうございます」
蓮「どーいたしまして。っと、それにしてもこれはひどいな。さて、感知、、、というよりスキャンか?まあ名前はなんでもいいか。、、、魔核は問題ない、、、か。でもこれ全身からというより、、、、やっぱりか。アホなことをする。レオンさん。治療したやつを捕らえて。」
レオン「セバス!」
セバス「ただちに!」
レオン「なにか分かったのか?」
蓮「分かった。分かったけど、、、どうするかな。治療に耐えられる体力がな。、、、一旦、、囲えば、、、とりあえずヒール。」
ここはご家族に判断を委ねるかな。
レオン「もうなおったのか?」
レン「いえ、今アリスがやってるのと似たようなことを原因にたいしてしてるだけです。そんなに長くは持たないので、。現状を説明します。この方えーっと」
レオン「レオナルドだ。」
レン「レオナルドさんは、あまりにも衰弱がはげしいので、このままだと持っても数日といったところですが、こらは瘴気の発生でというよりも、まともに栄養がとれないからですね。まあ動けない原因も瘴気なんですけど。先の六人と違って、魔核が変質してるわけではないので、その原因を取り除けば、言い訳なんですけど、問題がいくつかありまして」
アイリーン「それは?」
レン「まずは体内に埋め込まれてるので、実際に身体を切り開いて、取り出さないといけないのですが、切りつけるのと同じことなのでそれに体力が持つかどうか。二つ目は、俺はもとの世界で学生でそういった治療は一般人には許可されてませんでしたのでもちろん経験がないです。知識としてはあるので、行けるとは思いますが、やはり体力がネックです。あとは、思い付きですが、可能性があるのもあるのですが」
レオン「それはどういったのだ?」
レン「ラム君にものすごくちっさな分体、ちびラム君を作ってもらって、身体に最小限の傷をつけて、なかに入ってもらい、その異物を回収される方法です。で、俺がちびラム君を通して魔法と闘気を使いながらやるのが一番いいかなと。ラム君やれそう?」
ラム「どのくらいのアイテムボックス~??」
レン「拳くらいあったら充分」
ラム「ならこれくらいーでもマスターかラムが~操作しなきゃダメ~」
レン「ちょっと待ってな。、、、、なるほどこれなら問題ない。どうします?もちろん切り裂いて取り除くのは俺じゃなくても問題ないですよ。経験者がいるならそっちのがいい」
レオン「いや、居たとしても信用がおけん。この国にそのような治療法はないからだ。、、、頼む」
蓮「全力を尽くします。、、、ですがその前に、信用のおける回復師か神官の方います?さすがに俺もぶつけ本番はしたくないので、オークで練習したいのでその間に回復魔法をかけ続けてほしいですね。」
アイリーン「私がやるわ!普通にヒールでいいのかしら?」
蓮「はい。俺は点滴といって血管に直接ポーションを流し込無のを作るのと練習します。30分お願いします。アリスはその間アイリーンさんの守りを。俺が離れるとまた吹き出すから。で二人はこの飴をなめてもらって。どこか場所を提供してください!オークがねかせれれば。汚れはあとできれいにしますので!」
ルーク「隣を使ってください!汚れは気に着ないで!」
隣の部屋の別途にオークを寝かせて、まずは点滴を作る。お馴染みのやつだ。中身はブドウ糖ではなくて、体力ポーションとブドウ糖だけど。それと魔力ポーションの注射。
あとは実際に、オークでためす。一ヶ所あけて、中に入れたらふさいだほうがいいな。で、出るときにまた開ける。ほぼ一瞬で行ける。で、ヒールをかけながら進めばいけるな。
これ戦闘で使ったら、、、、おっと。集中だ!
よし!!いけるな!!
とりあえずさっさと直してしまおう。
蓮「行けそうです。アイリーンさん休んでください」
アイリーン「まだ大丈夫よ?このままかけ続ける?」
蓮「いや、ちびラムが進むために開ける道がなおってしまうので、最後にとっといてください!」
アイリーン「りょうかいよ!」
蓮「さて、やるか!まずはまたコーティングして、点滴をしてと、で、闘気で生命力の活性化をさせて、、、、安定してるな。クリーン、浄化。それでは始めます。メス」
ラム「メスー」
と言いつつ、筒。切って開く。そこにちびラム君を投入!、、でヒール。幸いなのは余り深い位置に埋まってないことだな。
さあ進め!目指すは瘴気のか溜まりだ!!
無事にたどり着き、癒着を剥がして、回収。
そのまま、回り全部回収した。が、、、
蓮「おかしい。かなり弱まったけど、、、、おい!割れてるのがあるじゃないか!くそ!魔力感知の制度をあげるのと、、、そうだ!魔力に反応してたな!アイリーンさん!ヒールじゃなくて、魔力を流して!からだの中に!」
アイリーン「、、、こうかしら?」
蓮「そうです!よし!反応をキャッチした!あとは地道な作業だな全く!!成長したいとは言ったけども、、、って顔色悪いな。病気は魔力感知じゃつかめないのか。、、、まあいい。どのみちあとで払える。レオナルドさーん!頑張ってくださいねー!あと少しですよー!」
からだの移動もなれてきたな。、、、これで終わりかな。、、、よし。
蓮「アイリーンさん。病気もあるんで、キュア系出来ます?」
アイリーン「任せて!」
蓮「ならお願いします」
、、、、よし!これも内側からのがいいみたいだな。
蓮「ちびラム君を出します。そしたらヒールで完了です。」
「「「ヒール」」」
蓮「顔色もよくなりましたね。もう大丈夫です。あとは体力が回復すれば。飴を朝になめたら、普通に食事も出来るとおもいます。ただ、寝たきりが長かったのなら筋力が衰えてますので少しずつならしていってください」
レオナルド「あ、りが、とう」
蓮「いえいえ!とりあえず、ゆっくり寝てください。スリープ」
レオン「本当にありがとう。感謝するよ」
蓮「治せてよかったですよ。あとは政治の話だと思うので任せます。家にも病人がいるので。」
レオン「そうだったな。今日はゆっくり休んでくれ。」
あかん疲れがヤバイ。
早くかえって寝なければ。
こうして無事治療を終えてもどるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます